Y君は塾からプロ家庭教師1本に切り替えて志望校に合格
担当教師 | 生駒先生 |
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指導開始 | 小6の10月(早稲田アカデミーから家庭教師へ切り替え) |
志望中学 | 未定 |
合格中学 | 芝 |
スタート時はどのような様子でしたか?
早稲アカに通うY君と初めてお会いしたのは6年生の10月でしたが、塾の授業に全くついていけずただ通っているだけで宿題も殆ど出来ず、すっかり自信を失くしてしまっている状態でした。ご両親も「この状態では志望校も決められない」とお悩みになっていました。確かにテストの答案を見ると基本問題すら解けていない状況、ノートは板書をただ書き写しているだけといった状況でした。このまま塾に通い続けることは効果的ではないと判断しご両親と相談した結果、家庭教師のみで受験に向けて基礎からやり直すことになりました。
指導内容を教えて下さい
まずは「分かる→出来る」という体験させて勉強を「面白い!」と思ってもらうことと、家庭での学習習慣をしっかり身に付けさせることが必要だと思い、そこから始めました。具体的には1週間の時間割を作成、分からない部分は付箋でチェックを入れてもらうようにしましたが、とにかく分からない部分が多すぎることと、Y君本人が勉強嫌いになってしまっていることが当面の問題点でした。そこで私はY君に面白いと感じてもらえる授業をすること、なるべく一度やったら忘れないようなやり方で教えるということの2点を意識して進めました。算数はお母様にもご協力をいただき、理解したことをY君がお母様にしっかり説明してもらうことで理解度を確認、理科は自宅でも出来る実験をやってもらったりもしました。
入試の結果を教えて下さい
Y君は、本来なら塾に通っていたはずの時間も全て家庭学習にあてて、とにかく頑張ってくれました。その努力の甲斐もあり、少しずつ解ける問題が増えていき、12月には穴は殆どなくなっていたと思います。9月の合不合では4科の偏差値38だったところから、12月の合不合では4科で59まで上がったのです。出来る問題が増えたことと、努力したことが結果になったことで、やる気と自信を付けたY君は自分で「芝中を受けたい」と希望。入試直前の冬休みは塾の冬期講習がない分、自宅で過去問や志望校の傾向に合った問題演習を、とにかくたくさんこなしてもらいました。その結果、芝中に合格することが出来ました。Y君は元々、明るく好奇心旺盛な性格でしたので、何かきっかけを掴むことが出来れば、どんどん伸びるタイプの生徒さんだったと思います。進学塾で一度どこかで躓き、そのままついていくことが出来なくなってしまった場合には、思い切った判断も必要でしょう。