Yさんは塾との併用からプロ家庭教師1本に切り替えて志望校に合格
担当教師 | 小池先生 |
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指導開始 | 新小6の3月(地元の進学塾から家庭教師へ切り替え) |
志望中学 | 田園調布学園中 |
合格中学 | 田園調布学園中 |
スタート時はどのような様子でしたか?
地元の進学塾に通っていたYさんは、「田園調布学園にとにかく合格したい。」と強く希望していて、ご両親としては、本人の希望なら最大限サポートしていきたいというお気持ちから、最初は塾のフォローとして依頼を受け、6年生の3月から指導を開始しました。
その後、塾では元々伸び悩んでいた状況かつ、過度な宿題の量に追われ、勉強そのものが理解することよりも、単なる作業に変わってしまっていたこともあり、思い切って夏休み前に塾を辞めて、家庭教師のみで中学受験に臨むこととなりました。
指導内容を教えて下さい
塾と併用で進めていた3月から夏休み前までは、週1回の指導で塾のフォロー及び出来る限りの取捨選択をして、問題を厳選して取り組ませました。
特に一問一答形式の基礎問題がとても大切であったので、日々の取り組みで、易しい~標準クラスまでの問題に焦点を絞って、応用および発展問題は後回しにさせました。
塾をやめた夏休み以降は、週2回の指導となり、算数を軸としたカリキュラムを作成して進めました。理社は過去問および入試問題で演習、ミスしたところをフィードバックする形としました。国語はYさん自身が好きな科目でしたので、自主学習をメインとして、分からないところは質問に対応してカバーする形をとりました。
また、ご家庭側にもタイムスケジュールを徹底することに対してのご協力をお願いしました。そのことが学習計画を順調に進める上で、非常に効果的だったと感じました。
入試の結果を教えて下さい
夏休み明けの合不合では、4科の総合偏差値が50には届きませんでしたが、全体の科目の成績のバラツキは大分少なくなっていました。特に足を引っ張っていた算数が、偏差値44と過去最高の結果だったことをYさんはとても喜んでいました。
10月以降の合不合においては、算数が最高で偏差値 52を出すことが出来るようになりました。
この時の結果を振り返ると、出来る問題を確実に取れるようにすることができたからだと言えるでしょう。この時の結果が「ミスをしなければ、合格圏内にいける」のだとYさんも実感出来、とにかくミスがないようにするための様々なアドバイスを「素直に」実行していくことが出来るようになりました。その結果、目標校である田園調布学園に合格することが出来ました。
偏差値だけで見ると非常に厳しい状況ではありましたが「出来る問題を確実に取れるようにすること」が合格という結果に大きく影響を及ぼしたと言えます。
Yさんはとても明るく元気な生徒でした。指導開始当初は志望校に対する思いは強いものの、勉強が好きという訳ではなく、行きたい学校に合格するために仕方なく勉強しているといった感じでした。計算も雑でよくミスをしていました。しかし理解力はそこそこあり、「分かる=できる」ようになりたい気持ちは伝わってきました。裏を返せば、「絶対に合格したい」という気持ちだったのかもしれません。