また、実験器具や実験の進め方についての出題も多い。思考力を必要とする問題や記述問題も含まれているが、標準的な問題が中心であり、基本をしっかり固めておけば正答できる出題が多くなっている。

2022年度

｢地理｣｢歴史｣｢公民｣｢時事｣の全ての単元から、そして｢考察問題｣等が出題される｡大問は３題(2022年度も同)。各大問は基本的には各単元対応だが、一部他の単元が混在するものや単元をまたぐ｢総合問題｣もある(本年度は｢混在型｣２題と｢総合問題｣１題)。配点比率は｢地理｣｢歴史｣が高く(本年度は前者が39%、後者は24%)､｢公民｣｢時事｣などが続く(本年度はともに15%。そして、｢考察問題｣が８%)。全解答数は40程度(近年は増加傾向で本年度は昨年度よりさらに増えて51。新傾向か？ 要注意)。出題形式は、｢リード文｣や｢単一テーマに関する説明文｣があり、それらに関するさまざまな｢地図｣｢地形図｣｢統計資料｣｢模式図｣｢図版｣｢歴史史料｣｢写真｣などからの、各単元に応じた｢小問｣が並ぶというもの(本年度は｢地形図｣｢図版｣｢写真｣は未出)。本校の特徴は、｢事項等記述問題｣(原則的に｢漢字指定｣)が多いことだ。また、｢深知り知識｣が求められる｢難問｣もある。さらに、近年は｢思考力｣が問われる｢説明記述問題｣が増加している(本年度は｢考察論述｣が２問出題された)｡これは定着した観があるので今後も要注意。いずれにしても、時間と解答数を考え合わせると、高度な｢スピード能力｣が必要になる。80点満点。試験時間は40分｡

2022年度

｢論説文｣(あるいは｢説明文｣)と｢小説｣(あるいは｢随筆｣)、｢総合的知識問題｣各１題の大問３題という出題形式が近年は定着している(2022年度も同)｡本年度の｢文章内容｣は｢小説｣と｢論説文｣。文章量は6000～7000字程度(近年は増加傾向が定着したようだ)、本年度は昨年度より増えて約7400字。解答数は40～50程度(昨年度を除いてここ数年は減少傾向で、本年度は39)｡｢解答形式｣は、｢選択肢｣(｢不適切｣｢複数解答｣｢組み合わせ｣などあり)､｢空所補充｣､｢抜き出し｣､｢脱文挿入｣、｢語句(漢字)記述｣､｢説明記述｣(例年５～10問、本年度は４問で、１問は｢長文記述｣)など。そして、本校の大きな特徴となっている｢考察論述問題｣。｢自らの考え｣を時間内に｢100字程度｣でまとめる必要がある(本年度は２問あり、｢60字程度｣と｢120字程度｣)。無論、｢準備｣なくしてはこなせない。また、｢韻文｣｢文法｣も含めて｢あらゆる知識｣が問われることも特色。｢大人の語彙力｣までもが求められ、一筋縄ではいかない。いずれにしても、本校に備えた｢万全の対策｣が必要になってくる。100点満点。試験時間は50分｡

2022年度

2022年度