早稲田中学校の傾向と対策
早稲田中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。 ※問題は、第1回
受験の攻略ポイント
早稲田系列の男子校。どの科目も難関校のレベルにあるので、標準的な問題は難なく解けるようにしておかなくてはいけない。その上で「深い理解」と「応用力」を身につけよう。
算数 | 問題に応じて工夫して解く力が要求される問題が頻出。また図形問題がかなり重視されるので対策は必須。 |
---|---|
国語 | 書き抜き問題への取り組み方に慣れておくことと、出題者の意図を読み取る訓練を行っておくことが必要。 |
社会 | 地理・歴史・政治経済がほぼ均等に出題。基本をおさえた上で、さらに細部の知識まで補強しておく必要あり。 |
理科 | レベルの高めの計算問題(典型問題)を、自分で説明できるレベルまで高めておくことがが大切。 |
算数の攻略ポイント
毎年の入試問題を見ると、平面図形、立体図形に関する問題の占める割合がかなり高い。本校では、図形問題がかなり重視されている。
図形以外の分野では、速さに関する問題が多く、学習の質の高さが点数に表れやすくなっている。また、割合と比に関する問題もよく見られる。
2023年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】小問集合 | 標準 | 11分 | ★ |
【大問2】図形の小問集合 | 標準 | 8分 | |
【大問3】速さ | やや難 | 16分 | |
【大問4】平面図形、数の性質 | やや難 | 9分 | |
【大問5】平面図形 | 標準 | 6分 | ★ |
国語の攻略ポイント
2020年度は随筆文2題であったが、2021年度から例年通り小説と論説的随筆文に戻った。2018年度で12000字ほどだった文量は、最新年度では約8400字とやや少なくなっている。
今後の文章量の傾向に注意が必要である。総解答数は20問程度で、時間に余裕はある。その分、素材文自体や設問がやや難しくなっているので、しっかり時間をかけてよく考える試験となっている。
2023年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】小説の読解 | 標準 | 27分 | ★ |
【大問2】論説文の読解 | やや難 | 23分 |
理科の攻略ポイント
地学・生物・化学・物理の4分野からの出題であった。例年4分野からほぼ均等に出題されている。本校理科の入試問題の特徴として、手間のかかる計算問題、実験や観察の結果を考察する問題、細かい知識を要求する問題が出題されることがあげられる。
今年度に関しては、難度の高い計算問題は見られず、昨年度に比べると大幅に易化している。来年度は反動で難化する可能性もあり、しっかりとした対策は必須である。
2023年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】地学 地震 | 易 | 7分 | ★ |
【大問2】物理 電気 | 標準 | 8分 | |
【大問3】生物 メダカ | 標準 | 8分 | |
【大問4】化学 水溶液の性質と判別 | 標準 | 7分 | ★ |
社会の攻略ポイント
地理・歴史がほぼ均等に、政治経済分野がやや少なめに出題されている。記号選択と適語記入で構成され、以前は記述問題が無かったが、2017年度・2019年度では短文の記述が出題されている。
一部に難しい問題が散見され、シンプルだが油断できない試験となっている。最新の詳しい情報をもとにした問題も出されている。
2023年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】地理分野 | 標準 | 8分 | ★ |
【大問2】歴史分野 | やや難 | 11分 | ★ |
【大問3】政治経済分野 | 標準 | 11分 |
プロ家庭教師が合格をサポート
中学受験で40年以上の実績をもつリーダーズブレインは、これまで多くの中学受験生を志望校に合格させています。指導にあたる教師陣はすべて指導経験7年以上の中学受験専門プロ家庭教師です。
プロ教師対談インタビュー『中学受験生を伸ばすポイントは?』
豊富な経験から「合格までの最短距離」をプロ教師陣が語り合います。
伸びる受験生はどうしているのか?家庭でのサポートで親が気をつけるべきことは何か?勉強のサポートの仕方から親子の関係性など・・・ぜひ参考にしてください。
学校 | 早稲田中学校 |
---|---|
偏差値 | 2023予測偏差値 ①64(四谷大塚80%)①58(サピックス80%) |
併願校 |
1月入試では渋谷教育学園幕張中・市川中・栄東中・東邦大学付属東邦中、2月は桐朋中・聖光学院中・芝中・栄光学園中・渋谷教育学園渋谷中が多く見られる。 *入試日程の変更にご注意ください |
合格者 | 合格最低点を見ると、年度による差があるが、事前の過去問対策では最低60%はクリアしよう。出身塾別で見ると、SAPIXが多く、四谷大塚・早稲田アカデミー・日能研が続いている。 |
進学実績 | 東大・東工大・一橋大を始めとした国立大に3割、慶應義塾大・上智大・東京理科大に5割弱、MARCHに2割が合格している。また、卒業生の約5割が早稲田大へ内部推薦で進学している。 |
その他 | 高校での募集を行わない完全中高一貫校。早稲田大学へは成績の上位者から推薦者が決定されるが、約半数は、他の有名大学を受験し進学している。 |
基本情報 |
所在地 〒162-8654 東京都新宿区馬場下町62 最寄駅 東西線「早稲田」徒歩1分・副都心線「西早稲田」徒歩15分 連絡先 ℡:03-3202-7674 沿革 明治28年創立。 |