東邦大学付属東邦中学校の傾向と対策
東邦大学付属東邦中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。 ※問題は、前期
受験の攻略ポイント
千葉の共学難関校。どの科目も、標準的な問題を難なく解けるようになるとともに、各科目それぞれ、東邦大学付属東邦の傾向に合わせた対策を十分にしておこう。
算数 | 標準~やや難レベルの問題をすばやく解いていく「処理能力」が求められる。 |
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国語 | 「出題傾向」は一定だが、「難易度」は年度によってバラバラなため、「万全の準備」が必要。 |
社会 | 「見慣れない統計資料の読み取り」や「意表を突く問題の対処」、「混在する解答形式への対応」がポイント。 |
理科 | 物理・化学分野の計算問題は十分な練習が必要。「科学的内容に関する時事問題」への対策も必須。 |
算数の攻略ポイント
速さ、図形、割合に関する問題は、以前からよく出題されている。近年では、場合の数、や数の性質など、幅広い分野から出題されており、特定の分野に限定した学習は好ましくない。
いずれの分野も、少なくとも標準的な問題には対応できるようにしておく必要がある。
2023年度 前期
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問1】計算問題 | 易 | 5分 | ★ |
【大問2】小問集合 | 易・標準 | 10分 | ★ |
【大問3】食塩水 | 標準 | 5分 | |
【大問4】速さ | 標準 | 7分 | ★ |
【大問5】平面図形 | 標準 | 5分 | |
【大問6】立体図形 | 標準 | 5分 |
国語の攻略ポイント
説明的文章と文学的文章の大問2題という出題形式。漢字問題や総合的知識問題は小問扱い。総文字数は5000~7000字前後。解答数は25問程度。
設問形式は、抜き出し・空所補充・本文合致などの出題が見られるが、最新年度ではほぼ選択肢問題だけになっている。出題傾向は一定だが、難易度は年度により多少のばらつきがある。試験時間は45分なので、この時間に慣れておくこと。
2023年度 前期
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問1】論説文の読解 | やや難 | 22分 | ★ |
【大問2】小説の読解 | 標準 | 23分 |
理科の攻略ポイント
物理・化学・地学・生物の4分野から出題されている。化学分野では「ものの溶け方」および「タンパク質とRNA」、物理分野では「力のつり合い」および「電熱線と電流」、地学分野では「天体の観測」、生物分野では「昆虫の生態」に関して出題された。
例年4分野から出題されており、今後も4分野からまんべんなく出題されることが予想される。
また、環境問題に関する出題が多いことにも注意が必要である。
2023年度 前期
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】昆虫の生態 | 標準 | 6分 | |
【大問2】物質の密度・ものの溶け方 | やや難 | 9分 | |
【大問3】天体観測 | 標準 | 6分 | ★ |
【大問4】力のつり合い | やや難 | 9分 | ★ |
【大問5】タンパク質とRNA | 標準 | 6分 | |
【大問6】電熱線と電流 | 標準 | 9分 | ★ |
社会の攻略ポイント
地理・歴史・政治経済と幅広く出題される。おおむね大問3題に各分野が割り当てられている。配点も各分野で均等で差はない。総解答数は1問4点の計25問とシンプルな構成である。
リード文やあるテーマに対して、説明文や各種資料を読んで小問に答えていく形式で、記号選択問題が大半を占める。地理分野で統計や地図を用いた特徴的な問題が多く、難しい。
2023年度 前期
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問1】地理分野 | 標準 | 15分 | ★ |
【大問2】歴史分野 | 標準 | 13分 | ★ |
【大問3】政治経済分野 | やや難 | 17分 |
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学校 | 東邦大学付属東邦中学校 |
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偏差値 | 2023予測偏差値 前期 男61/女64(四谷大塚80%)前期 男54/女54(サピックス80%) |
併願校 |
1月入試では、県立千葉中・栄東中、2月入試では渋谷教育学園幕張中・市川中・駒場東邦中・海城中・女子学院中・豊島岡女子中・渋谷教育学園渋谷中が多くみられる。 *入試日程の変更にご注意ください |
合格者 | 合格最低点を見ると、事前の過去問対策では前期で最低65%、後期で75%はクリアしよう。出身塾別で見ると、サピックスが多く、四谷大塚・日能研・早稲田アカデミーが続いている。リーダーズブレインの生徒も同様の塾生が多い。 |
進学実績 | 千葉大・筑波大・東工大を始めとした国立大に2割、早稲田大・慶應義塾大・上智大に4割、MARCHに7割弱が合格している。生徒の約70%が理系志望で、東京理科大の合格者も多い。 |
その他 | 千葉県内屈指の進学校。高校2年の3学期には主要5教科の全範囲を終える。約7割の生徒が理系志望となっている。 |
基本情報 |
所在地 〒275-8511 千葉県習志野市泉町2-1-37 最寄駅 京成本線「京成大久保」徒歩10分・JR「津田沼」よりバス「東邦大付属東邦中学・高校前」徒歩2分 連絡先 ℡:047-472-8191 沿革 昭和36年開校。 |