洗足学園中学校 入試対策
2014年度「洗足学園中学校の理科」
攻略のための学習方法
[理科計算問題]
5問ある計算問題が、どこまでできるかが合否を分ける一つのポイントとなると思われる。
理科は大きく分けると、「計算問題」と「知識問題」の二つに分けられる。計算問題は難しい感覚があるかもしれないが、理科の計算問題は算数とは違う。思考力を問うようなものではなく、これまでにどこかでやったことのある問題がそのまま出されると考えてよい。今年のものは全て典型問題。テキストをどこまでしっかりやったか、カが問われているのだ。
理科の計算問題とはそのようなものなので、対策としては非常に簡単であるといってよい。計算問題の全ての分野を終わらせるのにさほど時間はかからない。1ヵ月も集中してやれば終わってしまうものだ。苦手としている受験生は是非対策をしてほしい。
[理科知識問題]
計算問題が合否を分けるポイントとしたが、ということは理科の知識問題がしっかりと合格基準まで頭に入っていることが前提となっているのだ。
理科の知識は、しっかりと追求しておいてほしいのだ。社会のように、理科も憶えておかないといけない、という認識はあるだろうか。
もちろん、憶えないといけないことが理科にもあることはわかっているであろうが、社会と同じように、同じ要領で憶えておかないといけないということだ。
そのように認識してほしい。
[まとめ]
そして、その知識の勉強の仕方であるが、受験まで使える一問一答式の問題集を使用してほしい。
繰り返すことがポイントなので、受験まで使えるものが一冊ほしい。それを何度も繰り返して、まさしく100%までもっていってほしい。
理科の知識は、どこまでという出題範囲はない。そのような問題集に載っている問題は、最低限の知識といってもよいのだ。そこまではできないといけない。
ただ、この一問一答式の問題集は、使用するときには注意が必要だ。
受験生本人にこれを一人でさせると、意味もわからずにやみくもに丸暗記している場合があるのだ。
天体の問題など、「月がなぜその時間に、その方向に、その形で見えるのか?」などは暗記ではだめだ。理解が必要だ。
今年の問題でいえば、【大問3】(4)などは、理解をしていないとイとエの区別は難しいであろう。
厳密に言うと、小学生の家での一人での効果的な勉強は期待できない。誰かがついていないといけない。
一問一答式の問題集は、答えが言えればいいというものではない。もちろん、セミの鳴き声など覚えれば済むものもあるが、上記のように理解が必要となるものがある。そのようなときは、答えが言えれば終わりではだめだ。逆に、その語句の意味を生徒自身の言葉で説明させたり、なぜその答えになるかを説明できないといけない。でないと入試に耐えうる力とはならないのだ。
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2014年度「洗足学園中学校の理科」の
攻略ポイント
特徴と時間配分
合格最低点から理科55点まで、難易度の低いものを必答とした。
【大問2】の計算問題は、易しいものから難しいものへと並んでいる。これがどの問題までできるかが合否の分かれ目となると思われる。
そして当然ながら、理科的な基本知識がきちんと頭に入っていることが前提となる。
【大問1】物理分野(光)
- 時間配分:6分
(1)を除いては典型問題のみで構成されている。
(1)①光の屈折を理解できていれば問題ないのであるが、出題の形としてはあまり慣れていないだろうと思われる。
②典型問題。必答。
(2)①典型問題。レンズをとおる光の進め方は作図できないといけない。必答。
②基本問題。必答。
(3)全て基本問題。必答。
【大問2】化学分野(溶解度)
- 時間配分:10分
5問が計算で、2問がグラフの問題。計算もミスなくやらないといけないが、グラフの問題も簡単ではない。
(1) エとカの選択に迷ってしまうかもしれない。
(2) 知識問題。基本問題である。必答。
(3) ここから計算問題である。だんだんと難しくなっていく。これがどこまで解けるかが合否を分ける境界線になろう。ここは基本問題。必答。
(4) 典型問題。解けないといけないもの。もし解けないとすると、溶解度の勉強が足りない。必答。
(5) 典型問題である。解いたことがないとすると、やってきた勉強のレベルに問題がある。しっかりと見直しておこう。
(6) 表の規則性が見つかるかどうか。少し難しいと思われる。
(7) おなじく表の規則性がわかれば簡単な計算。
(8) (7)と同じ。
【大問3】生物分野(食物連鎖)
- 時間配分:6分
(4)と(6)以外は、必答だ。
(1) 基本問題。必答。
(2) 基本問題。必答。
(3) 基本問題・必答。
(4) イとエの区別はしっかり見ないといけない。簡単ではない。
(5) 典型問題。必答。
(6) 「シオマネキ」は少し難しいかもしれない。
(7) 基本問題。必答。
【大問4】地学分野(天気)
- 時間配分:7分
ほとんどが典型問題や基本問題。できていないとすると、理科知識の勉強方法に問題がある。
(1) 基本問題。必答。
(2) 基本問題。必答。
(3) 基本問題。必答。
(4) 基本問題。必答。
(5) 最大風速と最大瞬間風速。少し難しいであろう。
(6) 典型問題。必答。
(7) 典型問題。必答。
(8) 基本問題。必答。
攻略ポイント
【大問2】が、他と比べた時、難易度も上がるし、時間もかかるので、まずは【大問2】を飛ばして最後に時間をかけるのがベストと思われる。
知識的な問題に、難しいものやひっかかるような問題はないので、計算はミスなく丁寧にやってほしい。
時間は30分ということで標準的なところであろう。考えさせる問題は多くはない。
単純な知識問題は素早く終わらせて、【大問3】(4)の生存数のグラフ問題などはイとエの識別にゆっくり時間をかけ、根拠を見つけて答えてほしいところだ。
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