鷗友学園女子中学校 入試対策
2014年度「鷗友学園女子中学校の国語」
攻略のための学習方法
[問題構成]
鴎友学園女子中の入試問題は、大問3つの三題構成である。その内訳は、長めの物語文、短めの説明的文章、漢字の独立問題という組み合わせである。
長めの物語文には、記述問題が5問程度。短めの説明的文章には、2~3問程度。
漢字は、書き取りが5問である。
設問構成で目立つのは、記述問題。記述問題の取り組みが勝負を決める。
[合格ライン]
鴎友学園女子中が公表している配点によると、漢字は各2点、記述は各設問が8点~15点程度。時には、20点近い配点のものもある。
また、国語の合格者平均点は55点程度から65点程度で推移している。
漢字ですべて正解して、各記述問題の部分点を6割程度おさえる。そうすることで、国語は合格ラインを超えると考えられる。
[素材文]
素材文の長さは、合計8,000字~9,000字程度。中学入試全体で考えると、多い方である。特に、物語文の文字数が多い。
一方で、説明的文章の文字数が少ない。大設問ごとの時間配分を考える際には、この点に注意したい。
ただし、総字数は少なくないが、遅くとも、20分以内には読み終わるようにしたい。
読む時間を短くすることで、記述問題に十分な時間を使いたい。
[記述式問題]
読解問題の設問は、すべて記述式である。記述の字数は、25字以内の短めのもの、100字以内の長めのもの、字数指定がないものと、さまざまである。
記述で問われる内容も、「心情理解」「主題関連」「内容理解」「要旨関連」とさまざまである。
これまでに学習した様々な記述方法のすべてを再確認して、どのような記述問題が出題されても対応できるようにしておきたい。
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2014年度「鷗友学園女子中学校の国語」の
攻略ポイント
特徴と時間配分
文章題は、かなり長めの物語文と短めの説明文が出題されている。そこに漢字の独立問題が加わり、大問三題構成となる。
素材文の総字数は約9,000字。その内訳は、物語文が7,700字程度で、説明文が1,300字程度。物語文は、かなり長い方である。
読解問題の設問は、すべて記述式。各記述問題では、字数指定なしのものも含め、50字~100字程度の字数が要求されている。
小設問数自体は、多くはない。それぞれの記述問題にじっくり取り組み、しっかりと書き進めてほしい。
[大問1]読解問題(物語文)
- 時間配分:30分
【問一】心情理解。記述式。100以内。解答のポイントは、四つほどになる。設問には、「今まではどのように思っていたのかもふくめて」とある。大きく分けると、「今までの気持ち:仲間はずれにされたことがない+とうさんは大げさだ」「今の気持ち:よそもん扱い+ショック、悲しい」などという形で記述する。<時間配分目安4分>
【問二】心情理解。記述式。字数指定なし。解答のポイントは、四つほど。「健ちゃのはげまし」「それに対する気持ち」「鹿踊りのはやし合わせを聞く」「それに対する気持ち」という形でまとめるとよい。<時間配分目安4分>
【問三】心情理解。記述式。字数指定なし。「頭の中で・・・一ぺんにぐるぐるっとまわりだした」という内容を詳しく説明する。そして、その状況に対するみや子の気持ちを記述する。<時間配分目安4分>
【問四】心情理解。記述式。70字以内。解答のポイントは、四つほど。母親の言葉、現在のみや子の状況などが解答の手がかりになる。<時間配分目安3分>
【問五】心情理解。記述式。字数指定なし。⑤と⑥の違いはイメージしやすい。⑤に関しては「一緒に踊れない」+「悲しい」という内容、⑥に関しては「精いっぱいおどり健ちゃにほめられること」+「決意/強く願う」という内容を中心にまとめるとよい。<時間配分目安4分>
[大問2]読解問題(説明文)
- 時間配分:15分
問一 内容理解。記述式。70字以内。最初の段落の内容をまとめる。段落内の「音声言語に先立ち・・・」の部分と、「より効率のよい伝達手段として音声言語が・・・」の部分に着目すると、まとめやすい。<時間配分目安4分>
問二 要旨関連。記述式。80字以内。傍線①以降に「身体模倣能力」に関する記載がある。その部分を読み込み、まとめることになる。「身体模倣能力が高い」「仲間全体がルールを共有し理解して使うことが可能」という内容を中心にまとめるとよい。<時間配分目安4分>
[大問3]漢字の書き取り
- 時間配分:3分
(1)~(3) 基礎から標準レベルの漢字。
解答欄にていねいに書き、できる限り得点したい。
攻略のポイント
・合格者平均点が65点。漢字問題をすべて正解して、すべての記述問題で6割の部分点を取ると、64点になる。これを目安と考えておきたい。
・素材文の総字数が9,000字以上と長い。ただし、遅くとも20分以内には読み終わること。解く時間は、30分以上取りたい。
・記述は、基本的な記述の型で対応できる設問や、類推が必要な応用レベルの設問と、さまざまである。解答の手がかりになる内容を把握して、書く内容をイメージし、どんどん書き進めたい。何も書けなかったということは、ないようにすること。
・漢字は、基礎から標準レベルのものが出題される。この部分は、何としても得点したい。漢字対策を徹底しよう。
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