（１）耳の中でからだの回転を感じるのは「半規管」。うずまき管ではないことに注意。

（２）ワラビは種子ではなく、胞子で増える。

（３）アルコールの成分である水素が燃えると水蒸気が、炭素が燃えると二酸化炭素が発生する。

（４）問題文より銅と酸素は４：１で結びつくので、２．６ｇの酸素は１０．４ｇの銅　　と結びつく。

（５）ぎょう灰岩は火山灰が固まってできた岩石。

（６）シリウスはおおいぬ座、プロキオンはこいぬ座、ベテルギウスはオリオン座。

（７）手回し発電機は流れる電流が大きいほど手ごたえが大きい。

（８）スクリーンには、三角形ＡＢＣの各辺の長さが２倍の三角形が映る。向きは三角形ＡＢＣと変わらない。

各分野の小問集合。標準的な知識問題が中心で、簡単な計算問題も含まれる。間違えた問題については、テキスト等を使って復習して欲しい。

（１）  シロアリはミツバチ同様に役割分担して生活している。

（２）  太陽から右９０度の方向に蜜があるので、太陽の方向と尻振り走行の方向が９０度になっている。

（３）  ３時間後には太陽は約４５度西に移動しているので、尻振り走行の方向が太陽の方向から右４５度になる。

（４）  グラフより、蜜までの距離が近いほど尻振りの回数が多く、わずかな距離の差を区別することができる。

（５）  １分間に１２回なので、１５秒間では３回の尻振りになる。グラフを読み取ると、蜜までの距離は２ｋｍ。

ミツバチの８の字ダンスについての出題。前半は問題文と図で説明されている８の字ダンスの動きを理解できるかがポイント。後半はグラフの読み取りがポイントになる。

（１）    鉄と塩酸の反応で発生する気体は「水素」。

（２）    水に溶けにくい気体は「水上置換法」で集める。

（３）    マグネシウムは塩酸に溶けて水素を発生、アルミニウムは塩酸および水酸化ナトリウム水溶液に溶けて水素を発生する。銅は塩酸にも水酸化ナトリウム水溶液にも溶けない。

（４）　鉄を細かい粒にすることにより、塩酸と触れる表面積が増える。

（５）　Ａ液が１０㎤のときに８０㎤の水素が発生している。鉄がすべて溶けた時に３８０㎤の水素が発生しているので、３８０÷８０×１０　を計算し四捨五入して４８㎤。

（６）　Ｂ液が１０㎤のときに１６０㎤の水素が発生しているので、３８０÷１６０×１０より、２３．７５㎤のＢ液ですべての鉄が溶けている。鉄の重さを半分にし、Ｂ液を２倍の濃さにするので、２３．７５÷２÷２　より四捨五入して、６㎤あればよい。

金属と水溶液の反応に関する出題。（４）までの知識問題は易問なので、正答したい。（５）（６）の計算問題は、過不足なく反応する量が表の中にはないことに注意が必要。同様の計算問題練習をテキストや問題集でしっかり行いたい。

（１）  地温は午後１時頃最高になり、気温は午後２時頃最高になる。また、夜は地温より気温の方が高い。

気温が高くなると湿度は下がる。

（２）  百葉箱の特徴について選択する問題。

（３）  夏至の日が近づくにつれて太陽の南中高度は高くなるが、南中時刻は変わらない。

（４）  陸は海に比べて暖まりやすく冷めやすい。暖められた空気は膨張して上昇するので、昼間は海風、夜は陸風が吹く。

気象の観測および海風と陸風に関する出題。いずれも基本的な知識問題。間違えたときは、テキストに戻って知識の整理を行うこと。

（１）物体が液体に浸かっているとき、その物体には「液体に浸かっている部分の体積×液体の密度」の浮力が働く。小球Ｘの体積は１００㎤、液体の密度は０．８ｇ/㎤なので、８０ｇの浮力が働く。従ってばねばかりの表示は、１００－８０　より、２０ｇになる。

（２）浮力よりも重さが大きいので、物体は底まで沈む。

（３）ばねばかりの表示が０ｇであることから、重さと浮力が等しい。小球Ｙの重さは８０ｇ、液体の密度が１ｇ/㎤であることから、小球Ｙの水に沈んでいる部分の体積は８０㎤。

（４）液体Ａ５０㎤の重さは４０ｇ、液体Ｂ５０㎤の重さは５０ｇなので、１５０－（４０＋５０）より、６０ｇ。

（５）液体Ａと液体Ｃが混ざり合うことから、液体Ａよりも先に液体Ｂと液体Ｃが注いであるものを選択すればよい。

浮力に関する出題。浮力の問題としては決して難問ではないが、浮力が苦手な方にとってはやや厳しい内容の出題であり、その意味では得点差のつきやすい大問であったと言える。今後も同様の内容の出題があり得るので、本校受験者は浮力の学習に力を入れたい。