獨協埼玉中学校の傾向と対策
獨協埼玉中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。 ※問題は、第1回
受験の攻略ポイント
埼玉の共学難関校。どの科目も、標準的な問題が多い。基本事項の習得から、ある程度のレベルの内容まで、地道に努力を重ねてきたのかを問われる。
算数 | 平面図形・数の性質・速さ・割合と比に関する問題が頻出。基本問題を取りこぼさないようにすることが必須。 |
---|---|
国語 | 小説文は文章量が多く、論説文は難易度がやや高いことが特徴。どちらも苦手にしないように訓練が必要。 |
社会 | 地理・歴史・政治経済が均等に出題されるが、多くは基本問題なので、まずはテキストの学習を確実にこなしたい。 |
理科 | 各分野から万遍なく出題される。特定の分野だけでなく、全ての単元の基本をしっかり身につけることが大切。 |
算数の攻略ポイント
和と差・割合・速さに関する文章題、平面・立体図形、整数・規則・条件整理に関する問題が頻出であるから、これらを確実に正解したい。
文章題では、比を使った考え方、線分図・面積図・ベン図、表の描き方を整理しておきたい。図形では、与えられた図だけでは解きづらいものが出題されるため、自分で図を描く訓練をしておく必要がある。
2022年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】計算、小問 | 標準 | 16分 | |
【大問2】立方体の切断、規則性 | 標準 | 14分 | ★ |
【大問3】平面図形 | 標準 | 10分 | ★ |
【大問4】条件整理 | 標準 | 10分 |
国語の攻略ポイント
小説の読解・論説文の読解の2題と漢字・言葉の知識という構成が続いている。記号選択のほかに、書き抜き・適語補充に数問の記述と、書く問題が多い。
小説の方が比較すると文量が多い場合もあるが、問題としての難易度は論説文のほうが少し高い。どちらでも一定の得点をあげられるように準備しよう。
2022年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問一】漢字の読み書き・対義語 | 標準 | 3分 | ★ |
【大問二】小説の読解 | 標準 | 27分 | ★ |
【大問三】論説的随筆文の読解 | やや難 | 20分 |
社会の攻略ポイント
地理・歴史・政治経済分野から均等に出題されている。統計グラフ・地図・資料などが使われており、地図の読み取りがよく出されている。
設問は記号選択・適語記入・記述など。記述は2行ほどの短文記述が3問ほど出されている。
多くは基本事項の問題なので、まずはテキストの学習を丁寧に行い、そのうえで短文記述の問題を多くこなしておこう。
2022年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】地理分野 | 標準 | 10分 | ★ |
【大問2】歴史分野 | やや難 | 11分 | |
【大問3】政治経済分野 | 標準 | 9分 | ★ |
理科の攻略ポイント
各分野からの小問集合と、生物分野・地学分野から1題ずつの大問という構成であった。物理分野・化学分野の出題も小問の中に含まれているが、生物・地学に比重のかかった出題であった。
昨年までは4分野から大問1題ずつ、大問4題の構成であった。来年度以降も生物・地学中心の出題となる可能性もあるが、特定の分野だけにこだわることなく、すべての単元の基本をしっかり身につけることが大切であろう。
2022年度 第1回
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】 小問集合 | 易 | 10分 | ★ |
【大問2】 生物 指標生物 | 標準 | 10分 | |
【大問3】 地学 星と星座 | 標準 | 10分 |
プロ家庭教師が合格をサポート
中学受験で40年以上の実績をもつリーダーズブレインは、これまで多くの中学受験生を志望校に合格させています。指導にあたる教師陣はすべて指導経験7年以上の中学受験専門プロ家庭教師です。
プロ教師対談インタビュー『中学受験生を伸ばすポイントは?』
豊富な経験から「合格までの最短距離」をプロ教師陣が語り合います。
伸びる受験生はどうしているのか?家庭でのサポートで親が気をつけるべきことは何か?勉強のサポートの仕方から親子の関係性など・・・ぜひ参考にしてください。
学校 | 獨協埼玉中学校 |
---|---|
偏差値 | 2023予測偏差値 ①男41/女42(四谷大塚80%)①男31/女31(サピックス80%) |
併願校 | 1月入試では昇平中・開智未来中・春日部共栄中・浦和実業・大宮開成中・麗澤中、2月入試では順天中・江戸川女子中・駒込中・足立学園・開智日本橋中・安田学園が多く見られる。 |
合格者 | 合格最低点を見ると、受験回による差があるが、事前の過去問対策では最低43%はクリアしよう。出身塾別で見ると、日能研が多く、早稲田アカデミー・栄光ゼミナール・市進グループと続いている。 |
進学実績 | 高校卒業後の進路としては、約86%が4年制大学への進学、残り約13%が進学準備。GMARCHの合格率も高い。系列大学への進学は、高校3年間の成績で一定基準を満たすと推薦資格が与えられる。 |
その他 | 幅広い教養と基礎学力の充実を図るようなカリキュラムを組み、英語だけでなく自由選択科目でドイツ語も学ぶことができる。また、中3では3年間の集大成として2,000字の卒業論文に取り組む。 |
基本情報 |
所在地 〒343-0037 埼玉県越谷市恩間新田寺前316 最寄駅 東京スカイツリーライン「せんげん台駅」よりバスで5分 連絡先 ℡:048-977-5441 沿革 2001年開校。 |