中学受験プロ家庭教師 浅野中学校の傾向と対策
中学受験専門プロ家庭教師が語る

浅野中学校の傾向と対策

基本情報:偏差値動向
   
   
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左上 右上
左下 右下
  昨年度 本年度 昨年度比
サピックス 55 54 -1
日能研 55 56 1
四谷大塚 55 55 ±0
首都圏模試 55 53 -2
s s
s s
  本年度 昨年度 昨年度比
行1 50 50 ±0
行2 50 50 ±0
行3 50 50 ±0
行1 50 50 ±0
行2 50 50 ±0
行3 50 50 ±0

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

浅野中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。

受験の攻略ポイント

神奈川の男子難関校。どの科目もさまざまな分野から出題されるため、すべての科目で基本はおさえたい。そのうえで難易度が高い問題にもしっかり対策してほしい。

算数 さまざまな分野から幅広く出題されるため、どの分野もしっかりと準備をしておく必要あり。
国語 設問は、「選択肢」「抜き出し」「記述」「空所補充」と多彩なため、あらゆる「解法」を習得しておく必要あり。
社会 高得点勝負。「地理」「歴史」「公民」「時事」の基礎的事項は確実に押さえた上に、「長文説明記述」対策も必要。
理科 4分野のすべてから出題される。「計算能力」と「資料分析能力」を、鍛えておきたい。

新しい傾向の出題が見られました

浅野中学校では2018年度入試より、新しい傾向の出題がみられる。2020年度大学入試改革を踏まえた出題とみられ、受験生には対策が必要だ。

 

・2018年 社会【大問4】

「長文説明記述」が新機軸の設問となっていた。「上杉謙信」は、支配地域拡大のために小田原の「北条氏」と戦うべく、特定の時期に関東への出兵を繰り返したが、示されている2つの図に基づいて考察すると別の理由が浮かび上がってくる。その理由を論述せよ、というもの。今までも長文説明記述の問題はあったが、今回はより多角的な情報を与えられ、そこから思考・判断し表現する力を問われている。今後もこのような新機軸の設問が必出となるであろう。「資料読み取り訓練」と「記述練習」に加え、「思考力」「判断力」「表現力」を磨く練習が不可欠となる

算数の攻略ポイント

試験時間:
50分
満点:
120点

本校では、「場合の数」「規則性」「図形」の出題が多いが、さまざまな分野から幅広く出題されており、特定の分野への偏りはあまりないと考えた方がよいだろう。

したがって、どの分野もしっかりと準備をしておく必要がある。なお、〇〇算のような特殊算は、一行題として出題されることが多い。

2023年度

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】計算と一行問題 標準 14
【大問2】割合 5分
【大問3】数の性質 標準 10分
【大問4】立体図形 やや難 10分
【大問5】平面図形 標準 9分

国語の攻略ポイント

試験時間:
50分
満点:
120点

本校は一昨年度、昨年度とそれまでの「小説」(あるいは「随筆」)と「論説文」(あるいは「説明文」)の「読解問題」2題と、「漢字問題(書きとり・読み)」1題という大問3題は変わらないものの、「読解問題」のひとつが2つの問題文となっていた。

「2つの文章」を関連づけて読み解くという出題内容で、2021年度から導入された「大学入学共通テスト」を意識していることは明白だった。だが、2023年度は従来の大問3題に戻っている(「小説」と「論説文」の「読解問題」2題と、「漢字問題」1題」)。ただし、油断してはならない。新たな出題形式には、来年度以降も要注意だ。「解答数」は30前後(本年度は33)。近年増加傾向の文章量、本年度は昨年度同様の1万字超で、約10200字。「設問内容」は、「選択肢」、「抜き出し」、「空所補充」、「乱文整序」、「説明記述」(例年3~5問。本年度は4問)などと多種多様なので、あらゆる「設問」に対応できるように「解法」を習得しておきたい。また、「漢字」以外でもさまざまな「総合的知識問題」が出題されるのでしっかりと押さえておくことが必要だ。尚、かつて本校の「国語」の特色だった「長文自由記述」は、ここ10年間は出題されていない(もう不意打ちはないか?)。120点満点。試験時間は50分。

2023年度

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問一】「漢字の読み書き」(「書きとり」8問と「読み」2問) 2分
【大問二】「小説の読解」(「説明記述」3問あり) 標準 21分
【大問三】「論説文の読解」(「乱文整序」あり) 標準 27分

理科の攻略ポイント

試験時間:
40分
満点:
80点

生物・地学・化学・物理の4分野からそれぞれ大問1題ずつの出題であった。生物分野では「ダイズと微生物」、地学分野からは「気象」、化学分野からは「物質の性質」、物理分野から「音」に関して出題された。

近年の出題を見ると、各分野の幅広い単元から出題されており、特定の分野だけにこだわることなく、すべての単元の学習をしっかり行って欲しい。

2023年度

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
【大問1】生物 ダイズについて 標準 8分
【大問2】地学 気象 標準 8分
【大問3】化学 気体の性質と発生 やや難 12分
【大問4】物理 音 やや難 12分

社会の攻略ポイント

試験時間:
40分
満点:
80点

「地理」「歴史」「公民」「時事」、全ての単元から出題され、また、各単元とは直接結びつかない「考察問題」や「一般常識」もある(2023年度は「一般常識」未出)。

出題形式は3年前に大きく変更され、それまでの3単元対応の3題と「総合問題」や「考察問題」としての「長文説明記述(論述)」1題の大問4題から、「3単元」と「考察問題」を網羅した「総合問題」と、「長文説明記述(論述)」との大問2題になった(本年度も同じ)。新傾向に移行した感はあるが、未だ試行錯誤かも知れず、来年度以降も要注目だ。
全解答数は30~40ほど(本年度は昨年度と同数で24)。解答形式は「選択肢」(「不適切」「組み合わせ」「複数完全解答」などあり)が多く、次いで「事項等記述」(かつては必出だったが、本年度を含め3年連続で未出。だが、まだ油断はできない)など。「長文説明記述(論述)」以外は内容的には基本的問題が多い(稀に「超難問」もあるが、誰もできないので無視していい)。配点割合は3単元ほぼ均等だったものが、近年は目まぐるしく揺れ動いている。本年度は「歴史」が最も高くて3割半強、次いで「地理」が3割強(昨年度は1割弱だった)、「公民」は1割半、「時事」と「考察問題」はともに1割未満。本年度は目立たないが、近年、「考察問題」の割合が高まっている。「大学入学共通テスト」を意識したものに違いないので、来年度以降も要注意だ。
「地理」「歴史」「公民」「時事」の基礎的事項は確実に押さえた上に、「考察問題」としての「長文説明記述(論述)」の個別対策も必要になる。80点満点。試験時間は40分。

2023年度

分野・単元 難度 時間配分 必答問題
[大問1]「総合」(「地理」「歴史」「公民」「時事」と「考察問題」) 標準 25分
[大問2]「歴史」(資料読み取り長文説明論述) 標準 15

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伸びる受験生はどうしているのか?家庭でのサポートで親が気をつけるべきことは何か?勉強のサポートの仕方から親子の関係性など・・・ぜひ参考にしてください。

学校 浅野中学校
偏差値 2023年予測偏差値65(四谷大塚80%)・58(サピックス80%)
併願校 開成中駒場東邦中芝中聖光学院中渋谷教育渋谷中などが多い。
*入試日程の変更にご注意ください
合格者 合格最低点を見ると、年度による差があるが、事前の過去問対策では最低60%はクリアしよう。
出身塾別で見ると、サピックス・日能研が多く、四谷大塚・早稲田アカデミーが続いている。リーダーズブレインの生徒も同様の塾生が多い。
進学実績 東大東工大一橋大を始めとした国立大に約40%、早稲田大慶應義塾大上智大には卒業生数の120%以上、MARCHに70%以上が合格している。また、毎年卒業生の3割前後が上記大学の進学を目指して大学進学浪人を選択している。
是非本サイトでご確認ください。
その他 高校募集を行わない中高6年一貫教育の男子進学校。難関大学進学を目指したカリキュラムと、その合格実績から人気は高い。
基本情報 所在地 〒221-0012 神奈川県横浜市神奈川区子安台1−3−1
最寄駅 JR京浜東北線「新子安」、京浜急行線「京急新子安」より徒歩8分
連絡先 ℡:045-421-3281
沿革 大正9年開校。
浅野中学校

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