指導実例インタビュー
山田先生
指導実例インタビュー
山田先生
合格実績(五十音順)
江戸川女子・かえつ有明・学習院女子・暁星・共立女子・慶應中等部・攻玉社・駒場東邦・芝・芝浦工業大学・渋谷渋谷・城北・女子学院・巣鴨・桐朋・東洋英和女学院・獨協・雙葉・本郷・早稲田・フェリス女学院・慶應普通部・法政大学第二・市川・芝浦工業大学柏・渋谷幕張・昭和学院秀英・専修大学松戸・東邦大学東邦・(県)千葉・(県)東葛飾・(市)稲毛高附 他多数
足りない部分を補う指導で、第一志望の高輪中に見事合格!
指導を始める前の状況
Y君は成績に波があり、指導開始時は停滞気味でした。また受験勉強を本格的に始めた時期が5 年生の2月と受験生の中では遅く、社会と理科の学習単元のリカバリーも課題となっていました。
一方で、第1志望校である高輪中への思いがY君の中では非常に強く、「そこ以外には行きたくない!」というくらいであり、やる気は非常に高かったです。また、ハキハキした性格でガッツもあり、円滑にコミュニケーションが取れるタイプでした。お父様がマメな方で、毎週こまめに教材・成績・学習状況等を共有してくださり、家族で一丸となって受験勉強に邁進しているご様子であり、とても協力的なご家庭でした。
指導内容
■算数
大方の問題は、解説をすれば理解することは出来るというレベルではあったものの、いざテストとなると、中級・初級レベルでの問題でも失点を重ねてしまっていたことでした。
指導における対策としては、各設問の解説を通じて、算数における各パターンの問題ごとの背景に存在する原理原則の理解や、「数」の性質そのものへの理解を深めさせつつ、設問ごとの条件整理方法・原理原則の適用方法等について詳説を入れました。家庭学習においては、それらを実践する意味を込めて、授業で扱った問題の類題を沢山提示して演習をしてもらいました。
演習中も書画カメラで手元をリアルタイムに映すことで、計算の過程を確認できたり、対面に近い良い緊張感を保つことが出来ました。
■国語
場当たり的な読解をして、場当たり的に設問に解答しており、体系的な解法を確立できておらず、成績における波が大きかったです。そこで指導においては、読み方・解き方の体系的ルールの理解に加え、語彙力の増強、思考における解像度の向上(例:単純な二項対立で物事を把握せずに、そこに存在する同一性と差異とをより綿密に理解する 等)に努めました。家庭学習においては、特に記述問題の演習を重視しました。画面共有機能を用いて答案を共有し、指導中リアルタイムに添削をしながら、前述の学びがどれだけ身についているかをチェックしました。
他科目含めてですが、なぜそのような答えに至ったかや、思考の過程をディスカッションする際に、オンライン指導であるため意図せずとも顔を向き合わせて対話する形になり、自然と話しやすい環境になっていたように思います。
■理科・社会
上述の事情から、未習部分が多く残っていました。受験までの時間も限られていたので、私がテキストをひと通り、やや駆け足で解説してゆき、解説し終えた分野ごとに、順次知識を記憶する作業を家庭学習において行ってもらうという方法と取りました。
結果
国語・社会・理科は、勿論ある程度の波はあるものの総体的によく伸びました。指導開始時は四谷大塚の合不合判定テストにおけるに値差値が、国語は48、社会は37、理科は51でしたが、直前期の合不合判定テストでは、国語が56、社会が57、理科が53まで伸びました。
一方で算数にやや苦戦し、指導開始時・直前期とも合不合判定テストでの偏差値が共に49でした。合間(合不合判定テストにおける高輪中学校への合格率が80%以上と判定される偏差値のラインは52)
やはり算数の不調から生徒の中で不安が高まったこともありましたが、それでも着実に力はついている実感がありましたので、偏差値に一喜一憂せず、模試や過去問そのものと向き合い、自分に足りない部分を補う作業に専心し、同時に全科目をバランス良く学ぶことを心掛けさせ、前向きに取り組みを続けました。
結果、滑り止めの静岡聖光中学校に加え、第1志望校の高輪中学校にA日程で合格することが出来ました。高輪中学校はA日程・B日程・C日程の順に3回受験可能ですが、1度目で合格できたことが大変嬉しく、喜びもひとしおでした。