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SAPIX対策
男子K君の場合:
思い切った学習内容の選択を行い、本命の芝中に見事合格!

手塚先生
担当プロ家庭教師 手塚先生
プロ家庭教師の指導期間 小学5年生11月~入試まで
志望中学校(スタート時点) 芝中
成績の推移 「SAPIX偏差値」 算数 50→58

思い切った学習内容の選択を行い、本命の芝中に見事合格!

スタート時

指導開始当初のK君は、SAPIX(T校)のFクラスでしたが、授業についていけなくなってきている状況でした。とても真面目で素直な性格で、言われたことはしっかりできるK君。ご両親は共働きで忙しい中、それでも時間がある時には勉強を見てあげてきたようでした。ところが、SAPIXの消化不良がたまってくると課題をやりきれなくなり、真面目な性格のK君は、自信を失いかけている様子でした。
それでもK君は、芝中合格を強く希望していたこと、将来の志望が医学部なので算数をできるようにしておきたいとの理由で、私が週1回2時間で算数を担当することになりました。

指導内容

プロ家庭教師として私は、SAPIXの教材の内容理解を最優先に努めました。主に『デイリーサポート』『土特』『アプローチ』『SS』の解説です。ポイントは、本人が解けなかった問題の中で、私が解けるようになるべきだと判断した問題をピックアップして、そこを重点的に進めました。どうしてもSAPIXは教材が多いため、実際に出来たものは全体の6割~7割くらいでした。ただし、今やるべきことを明確にし、一つひとつ解決をさせていくことが自信回復のカギであると確信して進めました。なぜならば、K君の「全てをやらなければダメだ」という真面目さが、学力向上にとってマイナスに働いていたからです。

家庭学習の改善

ご両親ともに、どのテキストを家庭学習ですればよいか、なかなか判断がつかない状況でしたので、私の方で芝中合格に必要か不要かを基準に取捨選択をして指示を出させていただきました。その取捨選択は、かなり思い切ったものになりましたが、K君もご両親さまもご理解を示して下さいましたので、その後の家庭学習は順調に進みました。ご両親にも一部を手伝っていただきました。やるべきものと不要なものが明確になったことで一番大きかったことは、K君が精神的に楽になり、気力を取り戻したことでした。

学習姿勢の変化と成績の推移

指導開始当初は毎週教材に追われている状況でしたが、解くべきものを整理して負担を減らしたことで、やった範囲に関しては確実に理解して進めるようになりました。
その後、模試では標準レベルの問題までは確実に得点できるようになりました。スタート時は、偏差値50に届くのが精一杯だった算数が、58までに上昇本人も自信をもって落ち着いて試験に臨めるようになりました。そして、見事第一志望の芝中合格を手にすることが出来ました。

SAPIX生へのアドバイス

とにかく学習内容の取捨選択が一番重要です。全てをこなそうとするのではなく、生徒の現状や志望校に応じて、必要なものを正しく見極めて、確実に理解・定着させることが本当の実力につながり、その先の志望校合格へ確実に近づきます。また、SAPIXでは予習が出来ないテキスト形式のため、一度つまずいてしまうと追いつくのが大変です。日頃から基礎力の定着に注意を払う必要があります。基本的に他のものは不要ですが、通常授業に全くついていけない状況ならば、転塾や家庭教師1本にするという判断もあると思います。

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