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日能研対策
女子Kさんの場合:
一つの問題にとことん向き合うことで明治大学付属明治中に合格!

片岡先生
担当プロ家庭教師 片岡先生
プロ家庭教師の指導期間 小学校6年生9月~入試まで
志望中学校(スタート時点) 明治大学付属明治中学校
成績の推移 「日能研偏差値」 算数・理科 39→57

一つの問題にとことん向き合うことで明治大学付属明治中に合格!

スタート時

Kさんは素直で真面目な性格の女の子でした。小4春に日能研入塾後1年半は常に成績も上位で順調だったそうですが、小5の秋頃から次第に塾で教えてもらう算数に難しさを感じるようになり、直近の1年間、国語・理科・社会は偏差値55程度に対して算数のみ40前後の成績をとり続けてきたそうです。お母様いわく、日能研の先生からは「今のままでは明大明治は厳しい」と言われたが、Kさんの「どうしても明明に入りたい」という気持ちに親として応えてあげたいと思い、家庭教師を選択されたとのことでした。

指導内容

主に明大明治の過去問を使い、「一つの問題にとことん向き合う」という方針で指導しました。一つ一つの問題に対して「線分図」「面積図」「投影図」などの図や絵をノートに描いてもらい、式を書く度に式が成り立つ理由を言ってもらったり、書きこんでもらったりしました。指導中Kさんが5秒以上悩んだら助言をし、Kさんが自分の言葉で説明できるまで次の問題に進むのを避けました。また、反応がイマイチの場合は「手を変え、品を変え」ならぬ「言葉を変え、図を変え」の精神で「Kさんの心に響く説明方法」を見つけていくようにしました。家庭学習時には、授業中に一緒に解いた明明の問題と、日能研の教材から選択した類似問題を、再度自分の力だけで解いてもらいました。

指導前、Kさんの宿題用ノートには問題番号とKさんの答えの数字のみが羅列されていて、Kさんがどのように考えたのかが全く伝わってこない内容でした。しかし、指導時に強調してきた「図を描くこと」「式を書くこと」「言葉を書くこと」を家庭学習にも取りいれてもらった結果、 Kさんのノートには図や式や言葉が数多く並ぶようになり、まるでKさんが読み手に語りかけてくるような、活き活きとしたノートに生まれ変わりました。ある日Kさんから「図があるとミスをしたときにすぐに直せるからいいですね。」と言われたときは、Kさんの成長を実感しました。

学習姿勢の変化と成績の推移

Kさんの質問の仕方も変化していきました。指導開始して間もない頃は「この問題が分かりません」という聞き方でしたが、受験直前期には、自分で描いた線分図を私に見せ、「この線分図のどこに注目すればよいか分かりません。」というような聞き方をしてくれました。

 指導開始時には約40だった算数の偏差値は、小6の11・12月に受けた3回分の全国公開模試において、いずれも56以上となり、クラスも1ランク昇格(A2→A3)してくれました。また、10月の過去問の点数は合格最低点には遠く及びませんでしたが、1月には80%以上の確率で合格最低点を取れるようになりました。
1月下旬、「最近、算数が一番楽しいです。」と聞いたとき、私はKさんの明明合格を確信しました。

日能研生へのアドバイス

Kさんへの指導の際、特に強調したのは、日能研の先生方も重要視されている「復習」でした。私とKさんの場合、過去問でミスをした問題を、Kさん自らの手でできるようにすることを延々と繰り返しましたが、「先生が帰った後にもう一回解いてみたらできました!」と嬉しそうに報告してくれるKさんの表情からは、Kさんが学ぶことの喜びを実感しているように見受けられました。
受験勉強中の皆さんも、「復習」の際は、テキストや過去問題集に出てきた一つの問題に、自分の頭と目を使ってとことん向き合い、分かる喜びを味わう経験を積んでみてはいかがでしょうか。その経験にこそ学ぶことの大きな価値が秘められている気がします。

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