中学受験プロ家庭教師 中学受験 進学塾別対策

日能研生のプロ家庭教師活用法

日能研を指導したプロの
「指導実例」「クラスアップアドバイス」

ここでは、日能研生をどのようにバックアップして合格に導いたのかを訊くプロ家庭教師インタビューと、「日能研の〇年生には・・・」といったプロ家庭教師による学年別クラスアップのアドバイスを紹介します。

日能研生の指導実例

日能研生のための
クラスアップアドバイス

  • 4年生のポイント

    ・算数と国語の基礎学力を身につける
    ・家庭学習(塾の復習)のやり方を身につける
    ・テストの受け方を身につける

    4年生は中学受験の基礎学力を身につける重要な時期であり、この学年で学習する内容は、5年生以降の学習の土台となります。まだ学習内容が質量共に余裕のあるこの学年で、毎回の授業を確実に理解・定着させる家庭学習スタイルを身につけておく必要があります。授業内容を家庭学習でしっかり身に着け、理解が不十分な単元を残さないようにしましょう。

    『学習力育成テスト』や『全国公開模試』に関しては、テストの受け方・時間配分などを身につけることを意識して臨みましょう。

  • 5年生のポイント

    ・丸暗記型の学習スタイルにならないようにする
    ・基礎事項において苦手単元を作らないようにする
    ・ケアレスミス対策を重視する

    5年生から、学習内容の難化・学習量の増加が本格的に始まります。それに伴い、詰め込み型や丸暗記型の学習では、徐々に通用しなくなっていきます。『学習力育成テスト』は良いのに『公開模試』では結果が出ない場合、特に要注意です。

    5年生時の学習は、基礎事項の理解・定着が最優先となります。その際重要なのが、各種テストで得点できなかった部分が、理解不足が原因なのか、ケアレスミスによるものなのかの見極めです。
    とにかく基礎事項において苦手単元を作らないようにすることが大切です。クラスアップを目指す上で、ケアレスミスが多い場合、早急な対策が必須となります。

  • 6年生のポイント

    ・夏前までに入試に必要な基礎力を身につける
    ・志望校を踏まえた上で日特を有効活用する
    ・志望校の入試傾向を踏まえた上で学習の優先順位をつける

    6年生からは、平常授業に加えて『日特』が始まります。夏休み前までに中学受験に必要な学習を一通り終えますので、ここまでに入試に必要な基礎力をある程度まとめておく必要があります。
    9月以降の『日特』は、各学校別の対策となりますので、「志望校のコースに入れなかった場合」、または「志望校のコースがない」場合には、塾のカリキュラムとは別に志望校対策を講じる必要があります。

    志望校の入試傾向を踏まえた上で学習内容の優先順位をつけて、取捨選択していくことが重要です。6年生の中盤以降は、クラスアップそのものを目的とするより、志望校合格に必要な学習を優先しましょう。

日能研のテキストについて

算数

テキストの特徴

日能研のテキストは、「本科教室」、「栄冠への道」、「算数強化ツール」、「難関校対策問題集」、「計算と漢字」などとなっています。
塾では「本科教室」を用いた講義形式の授業が展開されます。
「本科」の「考えよう」、「深めよう」は完璧にして欲しいところです。扱われている問題レベルは、「基本」、「演習」、「発展」、「錬成」に別れており、難関校合格を目指す場合には、「錬成」までしっかり取り組みましょう。
「栄冠への道」は家庭学習用的テキストです。この2つのテキストについては、「本科」をメインに考え、「栄冠」は必要のある場合に適宜行なう程度で十分です。
「強化」については、共通問題は必ず演習し、応用問題は全てを解く必要はありません。
「計算と漢字」は日々の学習として、継続して取り組み、計算練習量を積み重ねてください。

効果的利用法と注意点

算数に限らず、受験勉強に必須なのは「基礎力の充実」です。そのためにも、「本科教室」をしっかり復習することをお勧めします。内容的にも、一度は授業で行っており馴染んでいる分、取り組みやすいでしょう。
「本科」でベーシックな学力と各分野の受験算数に不可欠な事項の考え方と解法を身につけたうえで、「栄冠への道」、「算数強化ツール」を使って類題(数値を変えただけの同じ出題傾向)パターンの演習を行なうことが学力向上のためには効果的でしょう。
思考力養成にとって「本科」の「オプション活用」、「オプション説明」は有効ですので、できるだけ取り組んだ方がよいと思います。
日能研のテキストは、全体的に問題レベルのバランスもよく取れていますので、一歩ずつ確実に学習を進めていくことが大事です。闇雲に「栄冠」の「問題研究」だけを演習しないように心がけたいものです。
また、着実に算数の「学力」を向上させるためにも「計算と漢字」は日々継続して行ってください。計算の工夫に関する知識や円周率の計算力(分配法則の活用)などは、文章題を正しく考え適切に式を立て正解を導くための不可欠なスキルとなります。

国語

テキストの特徴

算数と同様に「本科教室」、「栄冠への道」が主要テキストになります。授業は「本科」で進められ、その中で復習対策として「学びのとびら」などで授業内容を深められるように構成されています。
「栄冠」は家庭学習用として位置づけられており、構成的には「本科教室」よりも学習しやすくなっています。
また、「漢字と計算」は日々の家庭学習の習慣作りに活用するとよいでしょう。
日能研の国語は、他塾と比較すると「記述対策」が不足していると言われていますが、記号・選択問題においては、中学入試に必要な読解力を習得することが可能です。総体的にみると、テキスト内容は質・量ともにトップクラスであると評価されています。論説文などの難度や語彙数は他塾の追随を許さぬほど充実している反面、物語文は扱う問題数が若干少ないのが残念です。

効果的利用法と注意点

「本科」と「栄冠」の2つのテキストの活用についてお話しします。
結論から言いますと、「本科」は教科書であり「栄冠」は問題集とお考えください。したがって、かなりの例題が共通しています。
「本科」で問題に対するアプローチを学び、「本科」で不正解だった問題を「栄冠」で解き直し理解を深め、逆に、「栄冠」で解けなかった問題を「本科」で再確認するという「相互補完」的学習方法が効果的でしょう。
また、記述問題が少ないので、最上位校や難関校を受験する場合には、「栄冠」の問題研究までしっかり演習し「記述力」を身に付ける必要があります。
一方、国語を苦手としている場合には、無暗に問題研究まで手を付けずに、まず「本科」の内容をしっかり理解したうえで、「栄冠」の基本・応用に挑戦しながら段階を追って問題研究に進んだ方が、苦手意識の克服と国語力アップにおいては効率的と言えるでしょう。
ただし、問題研究には「解説」がないので、苦手意識や不得意科目であるとの認識がある場合には、自己学習はかなりきつくなると思われますので、市販の教材等を使用しフォローする必要があります。

塾概要

塾名

日能研

会社名

株式会社 日能研(他、日能研関東・日能研関西・日能研九州・日能研東海)

設立

1973年(昭和48年)1月

教育理念

子ども達と共につくる、高等教育へつながる学び。持続可能な未来をつくる学び。

コース(クラス)

主にRクラス(応用)とWクラス(基本)に分かれ、その中でもW1・W2など校舎の規模によって設置数が異なる。クラスの昇降は主に「全国公開模試」により決定。

校舎一覧

全国(北海道から沖縄まで)に150校舎以上

主な合格実績

開成56名、駒東54名、豊島岡73名、渋幕104名、フェリス47名etc.

所在地

神奈川県横浜市港北区新横浜2-13-12

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