中高一貫校の実情と対策
中高一貫校の実情と対策! ~学習の遅れを取り戻し、大学進学に備える~
中高一貫校の実情
進学後も続く保護者様のお悩み…
過酷な中学受験を勝ち抜き、憧れの学校に進学した後も、保護者様からは様々なお悩みをいただきます。
「中学受験の勉強をやり切り燃え尽きてしまい、新たな環境で学習習慣を作ることができず、勉強以外のことにモチベーションも偏り、進学後の学習に気持ちが入らない。」
「ギリギリの成績から逆転合格できたが、進学後の授業についていけていない。」
「真面目に勉強してきた貯金があり、最初は授業についていけていたが、少し手を緩めたらあっという間に貯金を使い果たし、徐々に追いつけなくなってしまった。」
また、中学受験は『親子の受験』と言われることから、保護者も同じ熱量で取り組んで来ています。そのため、進学後も続く勉強に関するお悩みに疲弊してしまい、お子様にあれこれ言うエネルギーも残っていないことも多いと思います。
とはいえ、中高一貫校は独自のカリキュラムで学習が進むため、それに合わせた予習復習の仕方、適切な学習サイクルを見つけなければいけない中、お子様ひとりではそれらを習慣化することが難しい現状もあります。
「勉強しなさい!」と言葉をかけるだけでは、そもそも勉強のやり方が解からず手に付かず、そのうえ速い進度で授業が進んでいくため、一度追いつけなくなるとリカバリーも困難、という状況から抜け出せません。
特に進学校の場合は、難関大学受験を強く意識したハイレベルなカリキュラムになっています。中学生の時点で高校範囲に入り、高校1年~2年の時点で、高校の学習範囲を終了することも珍しくありません。中学進学後からすぐに、受験を意識した学習が始まっているのです。
附属校では、内部進学や希望学部への進学のための評価に、高校3年間の成績が必要であることが殆どですが、中学範囲の抜けが多ければ、高校範囲のテストで得点することが難しく、基礎を復習し追いつくことも大変困難になります。
また、内部推薦の権利を留保しつつ外部の大学受験機会を得られる学校もあります。その場合、学校内容と受験内容を並行していくことも大変な負荷がかかり、サポートが必要なケースのひとつになります。
使用教材や進度、テスト形式など、学校独自のカリキュラムや、お子様の弱点、課題点に合わせた個別の指導が必須と言っても過言では無い状況が、中高一貫校にはあるのです。
☆中高一貫校の授業の現状
・進度が速い
⇒十分な理解定着が成されないまま積み残しが増えていく
⇒学習する範囲や技能(英語4技能など)が多い科目は根本的な実力をじっくり養成する授業が展開されていない
・基本の理解が前提(自学習による予習と復習)
⇒扱った内容の理解定着が成されていることを前提として授業が進むため、学校の授業内では取りこぼしを回収する時間が無く、自学が上手くいかないといつまでも追いつけない
・担当の教員次第で授業の内容にばらつきがある
⇒教員が独自に作成したプリントで授業が進む場合がある
これらのことから、授業外の学習が上手くいかないと、どんどん遅れが出て、自分で追いつくことが出来ない状況に陥ってしまいます。
そんな中、学校の成績を維持する重要性は近年高まっており、進級対策、希望学部への内部進学はもちろんのこと、学校推薦型選抜や総合型選抜を含む、一般選抜以外の方式での入学者数が全体の半数以上を占めるようになった大学入試(2025年には約60%に達し、2035年には75%を超えると予測されている)において、選択肢を広げる意味でも、学校の成績の価値が高まってきています。
☆積み残しが少ないうちに対策を!
早いご家庭は、中学進学が決まった進学準備期間から既に遅れが出ることも想定し、家庭教師など個別のフォローを検討し始め、同じく進学準備期間から最初のテストが終わる頃(初めてテスト結果が出る頃)までには、体験授業を受けるなど具体的に動いているケースが多いです。
緊急性の高い内容としていただくご相談は、授業の内容が高校範囲に入ってからや、次回のテストで進級の可否が決まるといったタイミングが殆どです。もちろん、状況次第で巻き返せる可能性は十分にありますが、中学初期の頃からの積み残しがある場合、授業を真剣に聞いたとしても全く理解できず、仮にどうにか進級をしても、目の前のテストで点を取ることに終始し、短期間での付け焼刃的な学習に留まるため、一難去ってまた一難という状況が続いてしまい、負担は増すばかりとなりがちです。
頑張って巻き返したものの、「成績があと0.1足りず、学校推薦を諦めなければならなかった…。」といったケースも度々耳にします。
教師が十分な指導スキルを有し、生徒も真剣に取り組み大きく成長が見られても、物理的な時間が足りず追いつき切れないということは、大変残念なことです。
そうならないために是非、早めのご相談をお勧めいたします。お問い合わせの際、「いつから受講するのが良いでしょうか。」とご質問をいただくことは度々ありますが、「お悩みを少しでも意識した時がベストなタイミングです!」とお答えいたします。
『まずは週1回から』科目の特性に応じた
勉強の正しいやり方を確立しましょう!
課題は山積みでも、いきなり週に何度も授業で拘束されることには、お子様も抵抗があると思います。一番ネックになっているのは、「そもそも正しい勉強のやり方がわからない」、ということです。実際に、言葉そのままにご相談をいただくことが多数ございます。そして正しい勉強のやり方は科目の特性により異なります。そこで、まずは週1回、土台となる勉強のやり方を確立し、質の高い学習時間を作り出すことで、早期に学習のサイクルが掴めれば、学習姿勢や効果に変化が期待できます。そのうえで物理的な時間が足りない場合には、受講回数を増やしてみると良いかもしれません。
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