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明治大学 法学部 英語
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出題傾向・攻略のための勉強法・推奨テキスト

明治大学 法学部 英語

ここでは、明治大学の法学部を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。

明治大学法学部 英語試験の出題傾向とは

出題範囲(分野)

2018年以降は読解問題2題の出題が続いており、社会・文化・科学など様々なテーマの英文が素材となっています(2017年までは長文2つに加え、段落整序の問題が出題されていました)。
英文レベルは標準的だといえますが、語彙に関してはやや難易度の高いものも含まれることもあります。900語程度の英文2題ではありますが、設問のなかでもかなりの英語を読まなくてはならないため、トータルの英語量は多いことを覚えておく必要があるでしょう。

出題量と時間配分

試験時間は70分です。2題の出題であれば35分ずつの時間配分で良いでしょう。
もっとも英文はやや長い程度のものとはいえ、設問の英文量を考えると本文はかなりのスピードで読み進められる力がなければ時間的に余裕はないでしょう。

出題形式

内容一致・主題・空所補充、同意表現など読解問題の典型的な出題形式が幅広く用いられています。内容把握とそれに基づく語彙・イディオム・基本構文の適切な選択を問う問題が中心ですが、小問レベルになると年によって変わるものも多いため、柔軟に対応できる必要があります。
記述問題として和文英訳・内容説明も問われますが、比較的シンプルで解きやすいものが多いです。

解答形式

選択式と記述問題の混合型です。
記述問題については、和訳・説明問題いずれもそれほど長い解答を要求されないため、あまり時間をかけずに処理する必要があります。注訳が比較的多めに与えられているのでしっかり参考にしましょう。

 

明治大学法学部 英語試験を攻略するための勉強法

読解問題

読解問題の英文1つあたりの語数が1000語近くあるため、一定レベルの精読する力があることを前提として、速読能力を鍛える必要があります。意味のかたまりごとに前から読み下していく事ができなければ時間内に設問処理まで含めて解答を終わらせることは出来ないでしょう。構文把握は必要な範囲で行うイメージです。句・節ごとに意味をとらえ、ニュアンスの分かるものは日本語に訳さず読み進める力を身につけましょう。

一定レベル以上の英文解釈能力を身につけたら、句・節ごとにスラッシュを入れながら前から訳し下すトレーニングをしましょう(スラッシュ・リーディング)。最初のうちはやや多めにスラッシュを入れることになるでしょうが、慣れてくればそれほど入れずに前から訳し下していくことができるようになります。
併せて行いたいのが音読です。一度解き、しっかり復習した英文を用いて、必ず英文音読の時間を設けるようにしましょう。音読することで、強制的に前から読み下す習慣を身に付けることが出来ます。その際には必ず意味のかたまりごとに内容を把握する意識を持つようにしましょう。漫然と読んでいては効果が半減してしまいます。音源付きの長文問題集であれば、それを利用することでさらに効果を高めることが出来るでしょう。

さらに、各パラグラフのトピックを意識しながら読み進められるとよいでしょう(パラグラフ・リーディング)。英語はワンパラグラフ・ワンアイデアというルールを守った書き方がされているため、この特質を利用することで、途中で内容の流れを見失わなくて済みますし、設問を解くときに根拠となる箇所を発見しやすいでしょう。
ディスコースマーカーと呼ばれるつなぎ言葉にも意識を払うとより論旨の把握が楽になります。reader friendlyな文章が良い文章であるとされる英文の特質を理解していると、効率的な読解が可能になります。

単語・イディオム

難解な単熟語が頻繁に用いられた英文が素材になっているわけではありませんが、知っていたほうが類推する箇所を減らせるのもまた事実であり、時間短縮に直結します。
学習の際には、一つの英単語の意味の広さを意識した記憶を行い、読解で柔軟な訳を出せるように仕上げていきましょう。

文法

単独の文法問題が問われるわけではないですが、英文解釈のツールとして標準的な文法語法についての知識は入れておく必要があります。
ネクストステージなどを用いて基本的な知識は確実に身につけておきましょう。

 

推奨テキスト

ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを英文解釈編、長文読解編、単語・イディオム編に分けてご紹介します。

英文解釈

(1)『英文解釈の技術70』(桐原書店)
英文構造の把握を身につけるための良書です。この1冊を7~8割程度消化したら、あとは速読のトレーニングをすることに注力しましょう。

(2)『ポレポレ英文読解プロセス50』(代々木ライブラリー)
講義仕立てで読みやすく、量も絞ってある分、時間をかけずに終えることが出来るでしょう。(1)をやる時間がない人はこちらでも良いでしょう。

長文読解

(1)『パラグラフリーディングのストラテジー1・2』(河合出版)
ある程度の英文解釈力が身についたら取りくむべきシリーズで、速読するためのエッセンスが詰まっています。
パラグラフリーディングの基本を1で身につけ、2でトレーニングする形です。3もありますが難関国公立向けであるため、こちらについては国公立と併願する生徒向けです。

(2)『全レベル問題集:英語長文5・6』(旺文社)
        『イチから鍛える英語長文500・700』(Gakken)
        『英語長文PREMIUM問題集:Advanced』(東進ブックス)

いずれも音源付きであり、出版も新しいため最新のトピックを知る上でも役に立ちます。ある程度の長さと難易度に慣れるために夏には取り組み始めましょう。
テキストの使い方から長文読解学習の方法まで丁寧な記載がなされており、自習用教材としてよく出来ています。CDも付いているので有効に活用しましょう。

単語・イディオム

(1)『速読英単語[必修編・上級編]』(Z会出版)
学校使用の単語帳を用いるのが効率的ではありますが、使いづらかったり相性が悪かったりするのであれば、CD音源付きで速読の練習も兼ねられるこちらを利用すると良いでしょう。上級まで回せれば単語力に不足はないでしょう。

(2)『解体英熟語』(Z会)
ボリュームはありますが、テキストの後ろにある前置詞・副詞の整理ノートがよくまとまっており、効率的に覚えられるだけではなく、未知のイディオムもニュアンスを類推することができるようになります。

(3)『システム英単語Premium』(語源編)
語源ごとに編集された単語帳です。単語としてはやや難易度の高いものが多いですが、語源については分かりやくまとまっているため、自分の使っている単語帳では覚えにくい単語があるときに参考程度に利用するとよいでしょう。

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