明治大学 文学部 英語
入試対策と勉強法
明治大学 文学部 英語
ここでは、明治大学の文学部を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。
明治大学文学部 英語試験の出題傾向とは
出題範囲(分野)
2021年度は大問4問の出題です。大問1が空所補充問題、大問2が語形変化問題、大問3・4が長文問題でした。2020年度にあった大問5の会話問題はなくなりましたが、その分大問3・4の問題数が増加しました。
出題量と時間配分
試験時間は60分で、大問4問を処理することになります。大問1の空所補充問題は3分程度で処理しましょう。1分考えて出てこなければ正答は困難だと思われるので、時間を浪費するのは避けましょう。大問2も4分程度で処理しましょう。ここまでで計7分です。大問3・4の長文問題が重たいので、大問1・2を10分以内に処理して、各長文に25分程度使いましょう。
出題形式
下線部(単語と文)と同意のものを問う問題、穴埋め問題、一段落の内容を問う問題など、問いが出た時点で解ける問題が大半ですが、正誤問題、本文のタイトル選択など、文全体の内容を理解した上で解く問題もあり、段落ごとにざっと内容を整理しておくとよいでしょう。
文法問題については、活用させる、派生語に書き換える問題、同意になるよう穴埋めする問題など、シンプルな形式で出題されています。
解答形式
記述式と選択式の混合型です。とはいえ記述は大問1・2のみで、単語レベルです。
記述問題については、与えられた語を活用させる、二文が同じ意味になるよう穴埋めするなど、綴りも間違えないようにする必要があります。
明治大学文学部 英語試験を攻略するための勉強法
語彙、文法・構文
書き換え問題では派生語を問うものも多いので、単語の暗記の際も、普段から派生語を意識しておきましょう。
単語のレベルはそう高いものを要求されてはおらず、下線部と同意の語彙を問うにしても、高校生レベルを超えて文脈で判断せよというものではありません。下線部の語彙自体、十分高校卒業レベルのものです。
とはいえ、語彙を豊富にしておくのが良いことは言うまでもありません。単語集、熟語集でしっかり語彙力を作っておきましょう。
文法・構文問題も、基本レベルをしっかり頭に入れていれば十分対処できるでしょう。
読解問題
読解問題は一題あたり比較的長いので、速読能力をつける必要があります。
とは言え、一文一文も長くはなく、入り組んでもいないので、難度はさほど高くないと言えるでしょう。
一文の中で主節、従属節、関係代名詞節など意味の切れ目をしっかり見分け、各部分がどのようにつながっているかを考えることを普段から心がけましょう。
一文一文の内容をきっちり取ってゆき、その上で文章全体の流れをしっかり見極めていけばよいでしょう。
パラグラフごとに書かれていた内容を一度思い返すようにしておけば、これまでの文章の内容把握が正確になると共に、これからの文章展開の予想もできるので、普段からそのように心がけておくのが良いでしょう。
読解の難しい文章に取り組むよりは、比較的やさしい文章をたくさん読む練習をしておくのが良いでしょう。
文章内容については社会や歴史に関するトピックが多いので、自分の身の回りの社会的事象に普段から関心を持っておくと共に、歴史、特に西洋の歴史について知見を広めておくのは有益であると思われます。
推奨テキスト
ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを語彙編、文法・構文編、長文読解編に分けてご紹介します。
語彙
(1)『速読英単語[必修編]』(Z会出版)
高校中級レベルの単語にも不安があるようであれば入門編から始め、しっかり基礎を見直しておくのがよいでしょう。必修編レベルを派生語も含めしっかり身に着け、自在に使えるようにしておくことが必須です。それが出来たらさらに上の『上級編』を目指しましょう。
単語集については普段から辞書代わりにも使い、読解問題で出てきたらチェックしておくなど、それをベースにして知らない単語をつぶしてゆくようにしましょう。普段使いにするものとして、学校で使用しているものがあればそれでも良いでしょう。
(2)『ターゲット1900』(旺文社)
文法・構文
(1) 『ネクステージ』(桐原書店)
(2)『英語頻出問題総演習』(桐原書店)
(3) 『スクランブル英文法・語法』(旺文社)
これらは当大学当学部を志望する者にとって必須の参考書である。構文、文法、そして(1)、(2)については語彙、イディオム、そして会話表現に至るまで、当学部に必要な知識が網羅されています。このうちのどれか一冊でよいので、全て使いこなせる知識にしましょう。
(4)『英文法・語法問題ベスト400』(学研)
(1)、(2)、(3)ほど網羅的ではありませんが、受験に頻出する文法・語法問題を精選してあります。
(5) 『フォレスト』(桐原書店)
文法について辞書として用いると共に、身に着けた知識を再確認し、整理するために使用するとよいでしょう。
長文読解
(1)『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店)
英文がどのように構成されているのかを読み解く基礎を提供してくれます。
(2)『やっておきたい英語長文300、500』(河合出版)
定番問題集です。『300』は語彙数200から300と短く、比較的易しい長文です。基礎固めに用いるとよいでしょう。『500』はその上位問題集で語彙数400から600の標準からやや難の長文です。
(3)『大学入試よく出るテーマ読み解き英語長文500、700』(旺文社)
これも定番問題集です。大学入試によく出るテーマごとに並べた問題集です。『500』は語彙数400から600、『700』は語彙数700から900です。『500』レベルの問題が読みこなせるようになればよいでしょう。
(4)『全レベル問題集 英語長文』3私大標準レベル、4私大上位レベル(旺文社)
3の標準レベルが読みこなせるようになるのは必須です。4のレベルにも挑戦しておきましょう。
(5)『英語長文速読トレーニングLevel2』 (旺文社)
センターレベルの速読問題集です。センターの長文はちょうど長さ、難度とも当大学、当学部に近いので、センターの長文問題集も十分使えます。
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