慶應義塾大学 経済学部
入試対策と勉強法
「慶應義塾大学 経済学部」
入試傾向と科目別勉強法
慶應義塾大学は、その入試の出題内容・形式が各学部によって工夫がなされています。複数学部を併願する受験生は、各学部の傾向を分析し、学部間の比較をすることにより、慶應義塾大学受験に向けた効率的な勉強方法を確立しましょう。
すぐに役立つ!科目別対策と勉強法
経済学部の英語対策と勉強法
読解問題が3題、和文英訳が1題、自由英作文が1題というのが2015年以降の傾向です。
読解問題のテーマは経済、情報技術、社会など多岐にわたる現代的なトピックが素材となっています。和文英訳は2012年以降、短めの日常的対話の英訳となっています。自由英作文は、読解問題の一部を引用しながら自分の意見を書くことが求められており、本学部の特徴的な出題となっています。
経済学部の数学対策と勉強法
微分積分、ベクトル、指数・対数、確率、数列に関する問題がよく出題されています。一方で、三角比・三角関数の問題はあまり出題されていません(ベクトルの問題では、三角関数の知識が必要になることがあります)。
大学レベルの経済学を学ぶには、数学が必要になります。しかし、三角関数を使う機会は非常に少ないので、意図的にあまり出題していない可能性があります。
経済学部の小論文対策と勉強法
日本最初の経済学部である本学部の「試験科目」としての「小論文」は、「高校生にふさわしい知識、理解力、分析力、構想力、表現力を問います。高等学校の特定の教科とは直接には関わらない」と「一般選抜要項」に明記されています。
本学部の学部系統は「経済学科」のみですが、「経済学のみに特化するのではなく幅広い領域の学識を身につけた人材を育てることが不可欠である」(「慶應経済の概要」より)という理念に基づき、「経済分野」に限定されずに多種多様な分野(「時事的要素」があるものも頻出)に関する「課題文」が提示されます。そして、「知識・理解・分析」の力を問う「説明・要約問題」と、「構想力・表現力」を問う「見解論述問題」とで総合的に評価されます。
尚、本学部では、批判的で対話能力を備えた人材や、知識の創造的な応用ができる人材の育成の重要性にこだわった出題傾向があります。近年では、「市立動物園の新設」(2008年度)、「大学教育のあり方」(2011年度)、「原発再稼動」(2013年度)、「イノベーション」(2014年度)、「知識の創造」(2015年度)、「多数決の問題点」(2022年度)などについて、批判的視点での「論述」が求められています。
大学受験を成功に導く過ごし方とは
インタビュー=大学受験、「最後の一年」の賢い過ごし方とは?
リーダーズブレインの合格実績豊富な現役プロ家庭教師が、プロならではの視点でポイントをお話ししています。
高校生活最後の一年の過ごし方は、合否を分ける重要なポイント。志望校合格を勝ち取るためには、どのように一年を過ごせばいいのか…ぜひ参考にしてください。
慶應義塾大学への受験を控えている保護者様へ
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