青山学院大学 総合文化政策学部 A方式の総合問題
入試対策と勉強法
青山学院大学 総合文化政策学部 A方式の総合問題
ここでは、青山学院大学の総合文化政策学部を目指す方に対して、総合問題の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。
青山学院大学総合文化政策学部 総合問題試験の出題傾向とは
出題範囲(分野)
本大学の入試科目「総合問題」は、現代文、世界史、日本史、政治・経済、倫理の5科目にわたって広範囲に出題されます。(ただし、日本史、世界史の出題範囲は現代史に限定される。)地歴公民から4科目にわたって出題される点は大きな特徴と言えるでしょう。
出題量と時間配分
試験時間は60分です。問題総数は25問程度で、すべて選択問題です。一問あたり平均2分で解いたとして50分かかる計算になります。しかし、実際には、知識問題がほとんどなので、30秒以内に答えられる問題にだけ先に解答した後で、後回しにした問題を残り時間を使って解く、という方針が現実的でしょう。
出題形式
現代文分野での出題を大枠として、出題された文章(評論)の内容に関連する事項を、世界史、日本史、倫理、政治・経済の各科目から出題します。政治・経済については、政治分野と経済分野の両方から出題されるので注意しましょう。ほとんどが知識問題で、読解問題の出題は2問程度です。
青山学院大学総合文化政策学部 総合問題試験を攻略するための勉強法
攻略の重要ポイントは、なんといっても、現代文対策に加えて、地歴公民の4教科世界史、日本史、政治・経済、倫理について、バランスよく、かつメリハリをつけて勉強することでしょう。世界史、日本史については現代史に限定されるとはいえ、地歴公民4教科すべてを満遍なく勉強しようとすればかなりの学習量になります。難易度だけを見れば、さほど難しい問題が出題されるわけでありません。広大な出題範囲をいかにカバーするかが鍵になるでしょう。その意味でも、学習計画を綿密に立てることが重要です。
現代文については、まずは漢字に関する問題の対策をしっかりやっておく必要があります。選択形式の問題集で練習しておきましょう。まとめて勉強するよりも毎日10分程度の勉強を継続するのが効果的です。次に、読解問題の対策については、評論を中心にして、これも選択形式の問題集で勉強するのがよいでしょう。
世界史と日本史については、現代史だけに限っても、教科書・参考書で学習する事項はかなりの量になります。そのわりには出題される量は少ないです。あまり時間をかけすぎずに効率よく勉強するための工夫が必要です。まずは現代史の大きな流れを頭に入れて、その後は「一問一答」形式の問題集で知識を定着させるのが有効でしょう。勉強量のバランスも考えると、世界史と日本史は並行して同時に勉強するのが望ましいでしょう。日本史の勉強が終わった後で世界史に手をつける(あるいはその逆)という順番で学習をすすめると、知識が偏る危険が大きいでしょう。
政治・経済、倫理については、得点するためには、世界史、日本史の場合よりも、用語・事項の深い理解が必要です。したがって、「一問一答」形式の問題集はあまり有効ではないでしょう。標準程度の問題集をそれぞれ一冊だけでよいから、しっかりこなしておくべきでしょう。その際、理解が不十分な用語・事項は用語集や参考書などで内容を確認しておくことが重要です。
推奨テキスト
ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
(1)『入試漢字マスター1800+』(河合出版)
漢字対策はこれ一冊で十分です。共通テスト形式の問題の部分が役立つでしょう。
(2)『入試現代文へのアクセス基本編』(河合出版)
現代文評論読解問題の対策に有効です。解説が充実している点に特徴があります。
(3)『要点ハンドブック世界史B』(文英堂)
(4)『要点ハンドブック日本史B』(文英堂)
基本事項の復習に適しています。そこまで分量も大きくないので、負担に感じることもないでしょう。
(5)『山川一問一答世界史』(山川出版)
(6)『山川一問一答日本史』(山川出版)
世界史・日本史は、この2冊をメインテキストにして勉強するとよいでしょう。世界史はフランス革命以降、日本史は明治維新以降の部分を集中して何度も繰り返してこなしましょう。
(7)『世界史用語集』(山川出版)
(8)『日本史用語集』(山川出版)
知らない用語、理解不足を感じる用語が出てきたら、即座に用語集で確認するようにしましょう。
(9)『実力をつける政治・経済80題』(Z会)
(10)『メモリーバンク新倫理問題集』(清水書院)
政治・経済、倫理のメインテキストにするのに最適な問題集です。解説がわかりやすく、充実しています。はじめて取り組む際には、理解できないポイントが出てくるかもしれないが、拘らずに一冊終わらせることを優先することが重要です。不安が残る場合には同じ問題集を2回以上解きましょう。
(11)『用語集政治・経済』(清水書院)
(12)『用語集倫理』(清水書院)
問題集を解きながら、出てきた用語をこれで確認するようにしましょう。
(13)『理解しやすい政治・経済』(文英堂)
(14)『理解しやすい倫理』(文英堂)
政治・経済、倫理で学習するべき事項を平易にまとめた参考書です。問題集を問いていて、理解不足を感じる事項がありましたら、これらの参考書の該当箇所を見て調べるようにしましょう。
(15)『人物で読み解く倫理』(学研プラス)
人物を中心に倫理の内容を整理し直してある参考書です。上記の『理解しやすい倫理』に併用して参照すると効果的です。
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