青山学院大学 社会情報学部 B方式の数学
入試対策と勉強法
青山学院大学 社会情報学部 B方式の数学
ここでは、青山学院大学の社会情報学部を目指す方に対して、数学(B方式)の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。
青山学院大学社会情報学部 数学(B方式)試験の出題傾向とは
出題範囲(分野)
確率とベクトルが毎年のように出され、積分、微分、図形と方程式、三角比などがそれに続きます(対数など他の分野も出題される)。難易度は教科書の例題レベルのものが多く、計算量もそれほどではありませんが、時折、公式の暗記だけではなく、発想や計算ともにワンポイントの工夫が求められる問題が出題されます。
出題量と時間配分
2021年度は80分で大問4題でした(2020年度まではA方式が対応し、60分で4題であった)。公式の適用で終わる問題も多く、計算量が多い問題の出題も少ないので、時間的な余裕は大きいでしょう。そうは言っても、考える問題に時間を使いたいので、基本問題は早く解く意識を持ちましょう。また、空欄補充は途中点がないので、基本問題の失点を防ぐため、見直し計算に時間を当てましょう。
出題形式
各大問が一つのテーマにのっとった出題であり、概して設問による丁寧な誘導がなされています。そのため、前の設問の結果や過程を利用できないか考えて解くことが重要です。図形やグラフの問題に関しては図を与えてくれないので、自分で図を書いて考えられるようにしておく必要があります。
解答形式
記述式空欄補充が2題(2020年度まではマーク式であった)、要論述の記述式が2題出題されます。そのため、解答にグラフや領域の描写が求められることも多いので、論述練習はもちろんのこと、日ごろから作図のトレーニングしておく必要があります。
青山学院大学社会情報学部 数学(B方式)試験を攻略するための勉強法
本学の問題は教科書の例題にあるような問題、つまり、公式の暗記とその適用を問う問題が半分程度は出題されています。また、それ以外の問題に関しても、いわゆる有名問題から出題されており、真面目に基礎トレーニングを積んでいるものが点を取れるようになっています。いずれの対策にせよ、まずは公式適用問題の対策を取って、それが形になったら有名問題の解法を集めていけばよいでしょう。
まず、公式適用問題を整理するためには、教科書やその例題と併用して白もしくは黄色チャートを進めていきましょう。間違えた問題は放置せずに、その場で一回解き直し、また、少し時間が経過した後(1週間後など)にもう一度解きなおして、穴をなくしていきましょう。このようにして一通り進め終わったのちにも、もう一度間違えた問題を中心に通しで復習をしていきましょう。
次に、入試用の問題集を用いて、本学におけるひと手間必要な問題に対する経験を積んでいく必要があります。全体的な進め方は公式適用問題と同じですが、注意点として、一つの問題を考えすぎないことが挙げられます。有名手法などは自分で感が手出さなくても覚えてしまう方が手っ取り早いので、10分など時間を決めて分からなければ答えを見てしまって構いません(ただし、後で解けるかの復習は必須である)。
最後に、単元別に進めていると、どうしても忘れが発生するため、上記の問題集のうちで絶対解ける自信がある問題は飛ばしてよいので、毎日各単元から少しずつ問題を解いていきましょう。また、本学の過去問や他のGMARCHや成成獨國武など過去問の解いてもよいでしょう。
推奨テキスト
ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
(1)『やさしい数学ノート(ⅠAⅡB)』(旺文社)
数学が苦手な方向けです。
直接書き込みタイプの問題集で教科書の基本例題レベルの補足ができます。教科書+白チャートで進めることが難しい場合には取り組みましょう。ただ、本問題集だけでは到底太刀打ちできないので後述の問題集につなげていきましょう。
(2)『初めから始める数学』(マセマ出版)
数学が苦手な方向けです。
やさしい数学ノートよりはレベルが少し高い参考書で教科書レベルの定着を目指します。講義形式で引っかかりやすいところに補足的説明がはいっています。また、解説の後には例題と練習問題が入っていて定着を図れます。
(3)『チャート式解法と演習数学(白色または黄色)』(数研出版)
公式適用問題の練習用です。
公式をしっかり覚えた後に、あまり考え込まずにサクサクと進めましょう。分からなかったら見る、そして後で必ずリベンジする精神で臨みましょう。そして繰り返しましょう。問題数は多いので、高1の時から、教科書と並行して使用しましょう。
(4)『基礎問題精講』(旺文社)
教科書+αの定着用です
上記チャートと被ります。一番簡単な問題はチャートの方が簡単ですが、本問題集は問題数がチャートの半分程度であり、受験年度から本格的に勉強を開始した者など、時間的制約が多い場合に重宝します。また、逆に時間的に余裕がある者はチャートに加えて本問題集をやってもよいでしょう。
(5)『Z会数学基礎問題集 チェック&リピート』(Z会)
一工夫を要する問題の習得用です。
典型と応用の間の問題が多く収録されています。本学には少しオーバーな印象ですが、時間的な余裕があれば目を通しておきましょう。特に自分の数学力に自信のない方(要するに応用が利かない方)は有名問題を見たことあるかが勝負の分かれ目となるので、解法暗記だと思って取り組みましょう。こちらも、考え込まずにサクサク進めて繰り返します。
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