青山学院大学 文学部 英米文学科の英語
入試対策と勉強法
青山学院大学 文学部 英米文学科の英語
ここでは、青山学院大学の文学部(英米文学科)を目指す方に対して、英語のA方式試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。
※A方式の英語入試対策です。
青山学院大学文学部(英米文学科) 英語(A方式)試験の出題傾向とは
出題範囲(分野)
大問5題です。大問1は読解問題(フィンランドの子育て)、大問2は読解問題(インターネットの台頭による影響)、大問3は英作文(大問2の英文内容がテーマ)、大問4はリスニング問題(スバールバル諸島という観光地)、大問5は英作文です(大問4のリスニング内容がテーマ)。
出題量と時間配分
70分で大問5題です。大問4のリスニング問題はタイミングが固定されているので、そこで解き、それに関連した大問5をその後に解くことになるでしょう。大問2・3を連続して解くのも決まっているので、大問1→大問2→大問3と解く間にリスニングが来る感じです。リスニングに15分程度取って、残り55分です。英作2つを各10分程度で、長文に30分程度です。
出題形式
長文についてその内容理解を問う文補充問題、長文の部分訳、自由英作文、英米文学科に関してはリスニング、その他の学科は文法・構文を問う穴埋め、と出題形式は多種多様です。中でも英語、日本語での表現力を問う記述問題に特徴があります。
解答形式
長文問題一題と、英米文学科のリスニングないしそれ以外の学科の文法・構文問題は選択式ですが、それ以外はすべて記述式です。
英語の部分和訳、和文英訳、自由英作文など、それなりの分量があり、しっかり時間をかけて解く必要があります。選択式の問題をいかに正確に速く切り上げるかが問われるでしょう。
青山学院大学文学部(英米文学科) 英語(A方式)試験を攻略するための勉強法
文法・構文
文法・構文問題がそのまま出題されるのは英米文学科以外の学科のみですが、文法・構文問題は元より、読解、英作文問題の基礎として必須です。
基礎的なレベルは自在に使いこなせる程度までしっかり身に着けなければならないでしょう。
読解問題
速読能力と、正確に文構造を理解する能力の両方が求められています。先ずは、しっかりと文構造を理解する学習をする必要があります。
文法・構文を押さえた後は、意味の切れ目ごとにスラッシュを入れ、前から英文を読む訓練を進めましょう。
英文和訳については、その上で内容をかみ砕き、日本語として表現する練習をしましょう。速読に関しては、以上の読解訓練に加え、段落ごとに何が書いてあったかを自分なりにまとめるように習慣づけましょう。
設問はほぼパラグラフごとに内容を聞いてくるものなので、パラグラフを読み終わるごとに設問を解くことで時間短縮も可能です。相当に長い文章が出題されるので、この長さにも慣れておく必要があるでしょう。
英作文問題
英文を100〜150程度暗唱した後、演習が良いでしょう。英訳する前に「和文和訳」(日本語を平易に言い換える)することを意識すると良いでしょう。
リスニング問題
英米文学科のみに出題されます。
600字ほどで長いうえに、読解問題レベルの難度なので、相当に訓練が必要です。
加えて設問も、細部について問うものから全体の内容について問うものまで幅が広いです。何についての文章なのか、それについてどう述べているのか、話の流れを先ずはしっかり把握しましょう。
放送が始まるまでに設問をざっと眺めておくのはその意味で助けになります。その上で数字、固有名などが出てきたらメモしておきましょう。
推奨テキスト
ここからは、勉強に役立つテキストをご紹介します。テキストには相性がありますので、できるかぎり書店で手にとって確かめることをおすすめします。
ここではテキストを単語編、文法・構文編、英文読解編、英作文編に分けてご紹介します。
単語
(1)『速読英単語[必修編・上級編]』(Z会出版)
必ずしも難度の高い単語が出るわけではありませんが、できる限り語彙を多くしておくことが良いのは言うまでもありません。ただし英作文で使えるまでにしっかり学習する必要があります。出ている文章を読み上げているCDはリスニングの練習にも使えるのでお勧めです。
文法・構文
(1)『ネクステージ』(桐原書店)
(2)『英語頻出問題総演習』(桐原書店)
(3)『スクランブル英文法・語法』(旺文社)
構文、文法、そして(1)、(2)については語彙、イディオム、そして会話表現に至るまで、網羅されている必修の問題集です。これについてはすっかり身に着けるまで数度にわたって反復学習することが必要です。
(4)『フォレスト』(桐原書店)
文法について辞書として用いると共に、身に着けた知識を再確認し、整理するために使用するとよいでしょう。
英文読解
(1)『英文解釈の技術100』(桐原書店)
英文の構造把握の練習に最適です。
(2)『やっておきたい英語長文 500、700』(河合出版)
500はやや難、700は難レベルの長文読解問題集です。
(3)『大学入試よく出るテーマ読み解き英語長文 500、800』(旺文社)
500は400~600字、800は700字~1300字、テーマ別の長文問題集。(2)、(3)ともに500レベルが滞りなく読めるようになるのが目標ですが、その上位レベルにチャレンジして読解能力を鍛えておくのが良いでしょう。
(4)『全レベル問題集 英語長文 4私大上位レベル、5私大最難関レベル』(旺文社)
4の私大上位レベルが読みこなせるようになるのが目標です。英米文学科を目指すならば5の私大最難関レベルにまで挑戦しておきましょう。この問題集はCDで音読してくれている(しかも二段階の速度)ので、長いリスニング問題対策にも最適です。一旦読解をしたうえでリスニングに臨み、慣れてきたら未読の問題に挑戦しましょう。
英作文
(1)『英作文のトレーニング 必修編、実践編、自由英作文編』(Z会出版)
間違った回答がなぜ間違っているのか対話形式で解説しています。和文英訳、英作文の際に気を付けるべき点について分かりやすく説かれています。シリーズものなので、英作文が苦手な人は必修編から、ある程度できる人は実践編から入ることができます。英米文学科では自由英作文が必要なので、自由英作文編まで必須です。
(2)『自由英作文のすべて』(研究社)
自由英作文をどう発想するか、いかに減点されないように書くか、基本からテクニックまで教えてくれる一冊です。
暗唱用例文集としては、(1)『英語の構文150』(美誠社)、(2)『ドラゴンイングリッシュ』(講談社)などが良いでしょう。
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