日能研対策
男子T君の場合:
モチベーションと学習量のバランスの取れた学習で高輪中に合格!
担当プロ家庭教師 | 小池先生 |
---|---|
プロ家庭教師の指導期間 | 小学5年生10月~入試まで |
志望中学校(スタート時点) | 進学校(攻玉社、高輪など) |
成績の推移 | 「日能研偏差値」 4科 45→57 |
モチベーションと学習量のバランスの取れた学習で高輪中に合格!
スタート時
T君はとても真面目な性格で、言われたことはきちんと取り組むタイプの生徒さんでした。その反面、「課題が多すぎる」と感じてしまうと圧倒されてしまい、大幅にモチベーションがダウンしてしまうそうで、私が初めてT君とお会いした時も、塾の課題に全く手が付けられなくなっている状態でした。そんな状況をどうにか立て直してほしい、特に課題の取捨選択をプロの眼から判断してほしいとのことで、5年生の10月から算数を中心に指導を開始しました。
指導内容
まず、T君のモチベーションを回復させるという観点において、「わからない」ということから「わかる!」→「出来た!」という流れで、とにかく達成感を与える授業を心掛けました。算数は、本人の中での得意分野と苦手分野が明確になっていくにつれて、効果的に弱点補強が出来るようになりました。理社に関しては、私の方で課題の取捨選択をしました。今すぐにやるべきことと、後回しにしても大丈夫なことが明確になったことで、積極的に課題に取り組むことが出来るようになりました。
家庭学習の改善
指導開始当初は、私のアドバイスに従ってコツコツと家庭学習をこなしていたT君でしたが、夏休みに入る頃には自分自身でも簡易的なスケジュール表を作成、それに沿って課題に取り組むようになりました。またコマ切れの時間を上手に使えるようになり、理社はとてもよく伸びていきました。
学習姿勢の変化と成績の推移
モチベーションの向上を意識した授業と、課題の取捨選択の成果が出てくると、T君はメンタル面でとても前向きになり、そのことが成績にも反映されるようになっていきました。開始当初、4科の偏差値は45でしたが、最高で57まで上がりました。塾のクラスもA2からA3にアップ。塾側からはMクラス入りも勧められるまでになりました。(拘束時間や課題の増加による負担を検討した結果、辞退)T君は自信を付けて入試本番に臨み、高輪中へ合格しました。
日能研生へのアドバイス
他の進学塾と比較して、授業時間数や与えられる課題の量が決して多いわけではないので、手を抜こうと思えば出来てしまうところが、気を付けなければいけないポイントだと思います。特に下位クラスでは、上位クラスと比較してモチベーションが低くなってしまう傾向が見られるため、少なくともAの上位クラスにいることが望ましいと言えます。ただし、Mクラスが良いかAの上位クラスが良いのかは、志望校次第になりますので、良く考える必要があるでしょう。