日能研対策
女子Iさんの場合:
入試本番から逆算した学習計画でフェリス女学院に合格!
担当プロ家庭教師 | 渡辺先生 |
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プロ家庭教師の指導期間 | 小学校6年生2月~入試まで |
志望中学校(スタート時点) | フェリス |
成績の推移 | 「日能研偏差値」 算数 55→66 |
入試本番から逆算した学習計画でフェリス女学院に合格!
スタート時
日能研に通うIさんは、M1クラス(上から2番目)に在籍、フェリスを第一志望と決めて頑張っていました。それなりに出来る生徒さんでしたが、算数に関しては単元によって得意不得意があり、まだまだ成績が不安定な状況でした。算数は点差が開きやすい科目なので、不得意分野をなくしたい、また志望校合格に向けて、塾の教材の取捨選択をしてほしいとのご要望で、6年生の2月から週1回算数の指導をスタートしました。
指導内容
まず始めにフェリス合格に向けて、何が必要でどのようなスケジュールで学習を進めるのかを、長期的なプランとしてご両親に説明しました。具体的には、夏休み前までは塾のテキストに合わせて学習、夏休みから9月の中旬までに総復習、9月中旬以降は過去問を中心に志望校対策を進めました。特に9月以降は入試本番の2月1日から逆算して、いつまでに何を終わらせる必要があるのかを細かく記入した日程表を作成、それに合わせて進めて行きました。
家庭学習の改善
夏休み以降は、塾から与えられる課題に追われ、私から与える課題がなかなか思うように進まない時期もありました。塾との両立は大変でしたが、Iさんは9月の時点で併願校もある程度決まっていましたので、総復習と同時進行で過去問の指導に入りました。まずは第3志望校の過去問から始め、慣れてきた頃に本格的なフェリス対策へ移行と、出来る限りの効率化を図り進めました。
学習姿勢の変化と成績の推移
指導開始当初のIさんは、それなりに出来る生徒さんだったためなのか、日々の学習において基本を疎かにしてしまう傾向が見られました。またオーソドックスな解法ではないやり方を好み、逆に効率が悪くなってしまっている部分もありました。その2点が改善されてくると成績も上昇、2月の公開模試で算数の偏差値55だったところから、6月には偏差値66となり、それ以降12月まで算数は60台を維持出来ました。そしてフェリスに合格することが出来ました。
日能研生へのアドバイス
1週間の中で塾に通う日が多いため、家庭学習では塾の内容の抜けが出来ないよう、家庭学習の時間は上手に使いましょう。「本科テキスト」「栄冠への道」「強化ツール」など、数多くある問題集は、取捨選択をして効率よく進めることが大切です。また6年生の夏期講習は、学校の夏休みとほぼ同時に開始しますので、これまでの総復習の時間がなかなか取れない可能性があります。これを後回しにしてしまうと9月以降苦労しますので、しっかり計画を立てて、こなしていく必要があります。