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晃華学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2022年度「晃華学園中学校の社会」
攻略のための学習方法

出題構成

例年、総解答数は30前後で大問は2~4問ほどだった。

年度によって、大問ごとにだいたい分野が分けられている場合もあり、各分野が融合している総合問題の年度もあったので、特に「大問ごと」という意識は持たない方が良い試験であった。

近年に試験時間が25分から35分に伸びたが、2019年度から25分になり総解答数もその分、少なくなっている。今後の試験時間と問題数に注意しておきたい。

ここ数年は大問3つがそれぞれ歴史・地理・政治と分野ごとに分けられていたが、2018年度以降では大問は1つだけの総合問題にもどり、年度により形式に変化が見られる。

設問の内容にはあまり変わりは無く、1~3行の記述問題が4~6問ほど、残りは用語記入と記号選択で、記号選択の方が問題数は少し多めの場合が多い。

用語記入と記号選択の問題は、中学入試の基本的事項を答えさせるものが多い。記述問題は出来事・制度の説明や資料から読み取れることを考えさせる問題など、やや難度の高いものが出されている。全体として文字を書く分量も多くなるので、スピードも必要とされる点、意識しておくべきである

歴史分野

原始時代から現代まで、政治・経済・文化・外交など、まんべんなく幅広い範囲から出題されており、とくに偏りは見られない。資料・図版は資料集などで一般的に見られるものが多く、用語記入や記号選択も基礎的な知識で答えられるものがほとんどである。

この分野で出される記述問題は、出来事や制度について説明させるものが多い。ただその用語を覚えているだけではなく、その背景などの周辺事項も理解しておく必要がある

また、年代順の並べ替えの問題が出された年度もあるので、基本的事項をしっかり覚えた上で、資料集・年表などで各時代の特徴と流れもとらえておくようにしたい。

地理分野

国土と自然、農業・工業などの産業について、地図や統計を用いて出題されている。

ひとつの県や地方をテーマにしたり、日本全体から広く訊かれたりと、形態も様々である。また、世界地理の問題も近年よく見られる。位置を訊かれる問題も多いので、白地図も活用すること。

この分野の記述問題は資料やグラフから考えられる原因・理由を問うようなものが多いので、単に統計の数値や順位を覚えるだけでなく、その意味や他分野との関連・影響などについても考えながら、資料に触れるようにしたい

その他の問題は基本事項を問うものが大部分なので、まずは基礎力の充実が第一である。

政治分野

日本国憲法・三権分立・政治のしくみなどの分野から多く出題されている。そこに福祉・国際社会・時事問題などが織り交ぜられているといった傾向である。

この分野でも記述問題が見られ、税や経済のしくみを説明させるような問題も出されている。テキストの基礎的な事柄をしっかり頭に入れて、ニュースや時事問題集などで社会的な出来事にもなるべく多く触れて、考えを深めておくようにするとよい

知識・記述

全体として、特別な難問やあまりに細かい知識を問う問題は見られないが、記述問題はやや難化の傾向がある。資料をもとに、知識だけでなく理解の深さや表現力を問うような問題も出題されている。

記述問題は、やはりただその用語を知っている程度では対処できない。その用語や出来事についておおまかな説明ができるくらいに理解しておかなければならないので、人物・事件・制度などに関して、その背景・原因などの周辺事項も合わせて整理しておくことが大事である。

思考力を必要とする問題に対応するためにも、データの意味やそれがもたらす他への影響などまで、少し深く考えるような習慣を身につけたい

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2022年度「晃華学園中学校の社会」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

今年度も大問が1つだけの総合問題となった。試験時間が短くなった分、問題数は22~25問と以前より少なくなった。様々な分野の問題が順不同で出されるので、1問1答の要領でどんどん答えていこう。素材文は下線部を読むだけでも答えられる問題も多い。前半は時間を節約して、後半の記述問題になるべく多くの時間を残しておきたい。

【大問】総合問題

  • 難度:やや難
  • 時間配分:25分
  • ★必答問題

問1 日本国憲法第96条において、憲法改正は「各議院の総議員の3分の2以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない」と定められている。

問2 (1) 遠洋漁業はかつて漁獲量第1位であったが、1970年代前半のオイルショックや排他的経済水域の設定が進んだことなどで漁獲量が減って、現在は沖合漁業に次いで第2位となっている。

   (2) エ. 海水温の昼夜の差が大きいから適している、わけではない。

問3 縄文時代を代表する大規模な集落跡である、三内丸山遺跡。北海道・青森・秋田・岩手の各道県にある合計17か所の遺跡を総合して、世界文化遺産に登録された。

問4 中国とインドは人口の多い国の1位・2位であり、小麦の生産量が多くても国内で消費してしまい、輸出にはまわらないのである。

問5 (1) 「漢委奴国王」と刻まれた金印が、福岡県志賀島の畑から見つかった。

   (2) 稲作などの農耕が広まり定住生活が始まると、土地や治水をめぐって争いが起こるようになった。

問6 (1) 鹿児島県の黒豚はブランドとなっている。

   (2) ウ. 火山灰地が広がっているのは九州南部である。

問7 (1) 人物は聖徳太子のことで、冠位十二階を説明した(ア)が選べる。

   (2) 豊臣秀吉の出した刀狩令で安土桃山時代のことであるから、(エ)が合っている。

   (3) 資料は承久の乱の際の北条政子による演説で、御家人たちに夫・源頼朝への恩返しを訴えたものである。

   (4) C(飛鳥時代)・A(平安時代)・E(鎌倉時代)・F(鎌倉~室町時代)・D(安土桃山時代)・B(江戸時代)の順。

問8 ア. 茨城県ではなく、静岡県の説明になっている。

問9 明治時代初期には生糸が日本の輸出における主力製品であった。

問10 1929年、アメリカから始まった世界恐慌の影響で、日本も不況になった。

問11 ウ. 運動不足についての悩み・気がかりは、小・中・高すべての段階で増えている。

問12 マイナンバー制度。電子証明書として利用できるマイナンバーカードの普及率はおよそ50%にとどまっている(2022年8月末)。

問13 新潟県の佐渡島に佐渡トキ保護センターがつくられ、飼育繁殖に取り組んでいる。

問14 石油は中東地域からの輸入が多い。石炭の輸入相手先の第1位はオーストラリア、以下インドネシア・ロシアと続く。天然ガスも1位はオーストラリアで、以下マレーシア・カタールとなっている。

問15 世界の人々の健康の増進と保護を目的とする世界保健機関(WHO)。

問16 インターネットなどの通信で教育を受けられれば、学校が近くにない地域などでは、物理的な距離の問題が解消される。また、内容においても一律に同じ授業をするのではなく、学習の進み具合や実力に応じて個々に適したレベルで学ぶことも容易になる。

攻略のポイント

解答数で見てみると、今年度は地理・歴史に重点が置かれた構成となっていることがわかる。歴史・現代社会の問題数が多かった年度もあり、年度によって差があるようである。

用語記入・記号選択は基本的事項を問う問題がほとんどなので、まずは基本事項を漏れの無いように丁寧に学習することが肝要である。

記述問題は、理由を考えさせる問題が以前より増えて難しくなった印象である。出来事の理由や制度の目的などを端的にまとめる練習をしておこう。

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