医大・医学部受験プロ家庭教師 福岡大学 数学の入試対策と勉強法
医大・医学部受験専門プロ家庭教師が語る

福岡大学 数学
入試対策と勉強法

特徴と時間配分

出題範囲(分野)

微分積分に関する問題が毎年出題されています。また、小問集合では、特定の分野に偏ることなく、あらゆる分野から出題されています。出題分野は多様ですが、典型的な問題が多いので、苦手な分野を作らないようにしておきましょう。

出題量と時間配分

問題の難易度は、基本~標準レベルのものがほとんどを占め、問題数もそれほど多くはありません。やや手間のかかる問題が一部あるものの、順調に解いていくことができれば、試験時間が不足するようなことはないだでしょう。解くスピードよりも正確性に注意しましょう。

出題形式

大問は3題出題されています。3題の大問のうち、はじめの2題は小問集合なので、実質的には大問1題と小問集合と考えてよいでしょう。例年、最後の大問は微分積分の問題が出題されています。
全体的には、思考力よりは処理能力を問う問題構成といえます。

解答形式

空欄補充式問題と記述式問題の両方が出題されます。大問1大問2の小問集合は空欄補充式問題であり、大問3は記述式問題となっています。
空欄補充式問題は、最終的な答えのみが採点対象なので、つまらないミスには特に注意しましょう。
記述式問題は、具体的な数値を求める問題なので、途中式の有無以外に空欄補充式問題との違いはありません。

攻略のポイント

福岡大医学部の入試問題は、他学部との共通の問題が多いです。また医学部独自の問題も、他学部の問題を多少複雑にアレンジしたものが多いです。このため、典型的な問題が主体となり、医学部受験生にとっては、問題が易しく感じられる傾向があります。
したがって、高得点が必要となる場合が多く、1つのミスが大きな影響を与えることになります。小問集合は典型的な問題が多いとはいえ、あらゆる分野から出題されています。典型的な問題は、分野を問わず正解できるようにしておかなければなりません。

基本の学習
まずは、基本的な定義・定理・公式などをしっかりと理解しておきましょう。時間がかかるかもしれませんが、特に定理や公式の証明まで地道なことをしっかりやっておく必要があります。この地道な作業が、標準的な問題を確実にスピーディに解くための基礎となります。

典型的な問題演習
参考書・問題集の例題にある、いわゆる典型問題は解答を見ずに自力で解けるようにしておきましょう。解き方がわからなければ解答を参考にするのはよいですが、解答を理解して終わりといった連続では、自分の力で問題は解けるようになりません。解答を理解したら、一度本を閉じ、自分の力で最後まで答えを出すところまで学習するのが重要です。

計算力・処理能力の強化
本校に限らず、医学部全般に共通していることではありますが、計算力・処理能力が非常に重要です。計算だけを取り出して、練習するよりも、問題演習で複雑な計算が出てきても最後まで粘り強く取り組むことが必要です。また、計算をやみくもにやっていくのではなく、常に、「どのようにしたらより素早く計算できるか」を意識して研究を重ねることです。一人の力ではなかなか気がつかないことは多いので、学校の先生や、通っている塾予備校の信頼できる先生に途中経過を逐次チェックしてもらうのは非常に有効です。より効率の良い、高度な計算テクニックをできるだけ取り入れましょう。
また、問題演習をしていると、つまらない計算ミスなどをしてしまうことはあります。そのときに、ミスを軽視せず、真摯に向き合うことが大切です。自らの手で正解を求められるまで格闘することが、計算力や処理能力の向上につながります。地道な努力を怠ってはならなりません。

微分積分について
微分積分は毎年出題されているので、最重要分野であることはいうまでもありません。難問は出題されませんが、手間のかかる場合があります。前述のように、典型的な問題で足固めをしたうえで、標準レベルの問題を中心に取り組んでおくとよいでしょう。
福岡大の場合、微分積分は記述式問題として出題されます。途中式をあまり長く書くと、解答欄が狭くなる場合が考えられます。考え方が伝わるようにしつつ、冗長にならない答案も作れるようにしておくとよいでしょう。

過去問演習
過去問なので、もう出題されません。確かにそうなのですが、出題の傾向をつかんでおくことは非常に重要です。過去問を10年分などこなすというのは必要ありませんが、3~4年分取り組み、この大学がどのようなレベルの問題を求めているのかを理解しておきましょう。また、記述式なので答えを出すだけでなく、解き方のプロセスを表現する練習しておく必要があります。この点に関しても、普段習っている指導者に答案を添削してもらうことが非常に有効です。

推奨テキスト

(1)『青チャート』(数研出版)

(2)『黄チャート』(数研出版)

いわゆる網羅系参考書です。問題量が非常に多いので、すべての問題を解く必要性はありません。例題などを中心に、問題を選んでいけばよいでしょう。
福岡大の入試に対応するためには、『黄チャート』で対応は十分可能です。ただし、併願校によっては、『青チャート』を使って学習した方がよいケースも考えられるので、信頼できる指導者に相談してみるとよいでしょう。

(3)『Z会数学基礎問題集 チェック&リピート』(Z会出版)

教科書レベルから入試の基本レベルの問題への橋渡しを目的とした問題集です。初めはやや解きにくく感じる問題もあるでしょうが、なるべくスラスラ解けるようにしておきましょう。また、学んだ内容の定着度の確認や苦手な問題の確認・復習に利用するのもよいでしょう。

(4)『数学基礎問題精講』(旺文社)

基本レベルの問題をわかりやすく説明してあります。苦手分野の典型的問題を確認したり、演習量を増やしたいときに利用できます。このテキストは、隅々まで取り組むよりは、気になった問題のみに取り組むという使い方の方がよいでしょう。

(5)『チョイス新標準問題集』(河合出版)

基本事項がある程度身に着いた段階で取り組んでみるとよいでしょう。このレベルの問題をくりかえし解くことで、福岡大の問題に対応できるようになります。ただし、併願校によっては、この問題集は早期に終わらせておかなければならないので、取り組み方に注意する必要がります。

(6)『合格る計算 数学Ⅲ』(文英堂)

「合格る」と書いて「うかる」と読みます。このテキストは、数学Ⅲの計算力強化にとても役に立ちます。解き方のコツが丁寧に説明されており、計算の上手・下手にまで触れている希少なテキストです。計算力強化を目的としたテキストなので、なるべく早い時期から取り組むことが大切です。

 

テキストは相性があります。できれば書店で手にとって選びましょう。

福岡大学への受験を控えている保護者様へ

福岡大学の受験には学校別の対策が必須になります。プロ教師界でトップの実力を持つリーダーズブレインの家庭教師は、様々な医大・医学部受験の合格実績と受験ノウハウを有しています。その中でも、お子様に最適な東京医大・医学部に強い家庭教師をご紹介します。

上位4.7%の
トッププロ家庭教師

プロ家庭教師

リーダーズブレインの選び抜かれた医大・医学部受験専門プロ家庭教師の豊富な合格実績を紹介しています。

福岡大学

福岡大学受験対策 をお考えならプロ家庭教師による入試傾向対策指導を!

お電話でのお問い合わせ

0120-11-3967
受付:9:30~21:30(定休:日曜・祝日)
TOP

創業以来、
最高峰のプロ教師陣を輩出

TRADITION
SINCE 1985

1985年法人設立以来、プロ家庭教師のクオリティーにこだわり続け、現役プロ教師の中でもトッププロと呼ばれる真の実力を兼ね備えた合格実績豊富な家庭教師のプロだけをご紹介しています。
特に中学受験·大学受験·医学部受験専門のプロ教師のクオリティーに自信があります。