東京理科大学 理学部 英語
入試対策と勉強法
東京理科大学 理学部 英語
ここでは、東京理科大学の理学部を目指す方に対して、英語の試験の出題傾向や試験合格のための勉強法、さらに、おすすめのテキストをご紹介いたします。なにから始めればいいのかわからない、効率的に勉強したい受験生は、ぜひ参考にしてください。
東京理科大学理学部 英語試験の出題傾向とは
出題範囲(分野)
2021年度、数学・物理・化学科では第1問は長文読解総合、第2問は会話文読解、第3問は空欄補充形式の語句整序問題の、大問3問構成でした。応用数学・応用物理・応用化学科では第1問が長文読解総合、第2問が会話文読解の大問2問構成でした。第1問の出題内容は多岐に渡りますが、語彙・文法は標準的な知識で答えられるものが多いです。読解内容に絡む設問は知識だけでは解けないものが多く、文章の正確な理解が問われています。
出題量と時間配分
両日共100点満点で60分です。配点は、数学・物理・化学科では読解53点・会話27点・語句整序20点。読解は設問の種類も多様であるため、会話・語句整序を20分で終わらせて残りは読解に充てましょう。応用数学・応用物理・応用化学科では読解63点・会話37点。会話文は長いが20分で終わらせ、読解に40分充てましょう。
出題形式
両日とも、大問2の会話文読解は、設問指示を含めて全て英語で出題されています。ただし、大問が2題構成か3題構成かは年度によって変わります。大問3に文法問題がある時は大問2の会話文が短いことが多いですが、大問2題構成の時は第2問の(設問を含めた)英文量が多くなる傾向があるため、時間配分に注意が必要です。
解答形式
2021年度は、数学・物理・化学科は全てマークシートによる解答、応用数学・応用物理・応用化学科は第2問・第3問はマーク式ですが、第1問の読解総合問題で記述式の解答が含まれており、抜き出し、下線部和訳や日本語での説明問題が中心です。かつては図示で解答する問題が出題されたこともある等、出題に工夫があります。
東京理科大学理学部 英語試験を攻略するための勉強法
全般
本学部の問題は、全体として設問の難易の差が激しいため、易しい設問での失点は致命傷になりかねません。特に単純知識の問題で取りこぼさないよう、早めに知識を固め、本格的な読解演習をしたうえで受験に臨むことが求められます。また、会話文読解では設問まで含めた英文量がかなり多くなる場合もあるため、知識問題を素早く終らせて、読解問題に出来るだけ時間を割く習慣を付けておきましょう。
語彙等
難単語が出てくることはあまりありませんが、単語そのものをダイレクトに問う問題も出題されているため、一般的な単語帳を1冊しっかりと覚え、関連する熟語・意外な意味等もチェックしておきましょう。発音・アクセントも、単語を覚える際に必ず確認しておきましょう。特殊な知識を問うものは少ないので、日常的に丁寧な勉強をしておくことが最良の学習法と言えます。
文法
本学では、もともと、文法(語句整序を含む)・語彙に関する問題で問われる知識問題は標準的なレベルがほとんどです。GMARCHレベルの標準的な問題集で、典型的な文法知識や出題形式に即答出来るよう、練習しておく必要があります。会話についても、会話文特有の表現が問われることもありますが、ほとんどは典型的なものや文脈から推測出来るものであります。
読解問題
標準レベルの文章が多いですが、年によっては読解文自体がやや難しい場合もあります。本学を志望するなら、自然科学系の文章を意識的に演習して、文体やテーマに少しでも慣れておく方が良いでしょう。前述のように、小問で問われる単純知識問題は易しいものが多いですが、読解の内容に絡む設問の難度は比較的高いです。単語と文法知識で機械的に日本語訳が出来たとしても対応出来ないものも多く出題されています。演習する際には、パラグラフ毎に、「要するに何を言っているのか」、自分の言葉で説明出来るように心掛けましょう。
推奨テキスト
ここからは、勉強に役立つテキストについてご紹介します。テキストは相性がありますので、できるかぎり、書店で実際に手にとって確かめることをおすすめします。
(1)『速読英単語①必修編』(Z会出版)
(2)『システム英単語』(駿台文庫)
単語帳としては、例文やフレーズが充実しているもので、且つ一般的なものを薦めます。文脈の中で単語の意味を使えるように意識し、出来れば中辞典レベルの辞書も活用して、質の高い例文に多く接しておきましょう。
(3)『NextStage英文法・語法問題』(桐原書店)
(4)『英文法ファイナル問題集(標準編)』(桐原書店)
文法・語法についても、一般的・標準的テキストを用いてしっかりと身に付けましょう。文法等を独立の大問で問う場合はもちろん、そうでなくとも、文法問題集は出来るだけ早い段階で仕上げたうえで、読解総合問題の中でもスムーズに解答出来るように、演習して備えておく必要があります。典型的な問題には根拠を持って即答出来るまで仕上げておきましょう。
(5)『パラグラフリーディングのストラテジー②実戦編(私立大対策)』(河合出版)
パラグラフリーディングについては、学校や予備校等によって指導内容が若干異なるため、必ずしも本書の通りに進める必要はありません。但し、基本となる考え方はしっかり身につけてましょう。また、単なる過去問演習ではなく、本文の内容をしっかりと掴む練習もしましょう。
(6)『パラグラフリーディングのストラテジー③実戦編(国公立対策)』(河合出版)
難関国公立向けですが、正確な文構造分析や和訳、意味把握の訓練となるので、上掲(2)を終えた人や国公立大学も受験する人には是非取り組んでもらいたい一冊です。
(7)『過去問』
理学部の両入試日程を総合的に見れば、出題形式は比較的安定していますが、年度により変化はあります。また、記述問題や、英語で設問指示がある場合には時間配分に特に気を付ける必要がありますし、今後初見の形式で出題される可能性もあります。そのため、理学部だけでなく、最近数年間の本大学の他学部についても出来るだけ多く過去問演習しておくことをお薦めします。
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