早稲田アカデミー対策
女子Tさんの場合:
量から質へ学習スタイルを変更し、女子学院に見事合格!
量から質へ学習スタイルを変更し、女子学院に見事合格!
指導を始める前の状況
早稲田アカデミーに通っていたTさんは少しクールなタイプですが、真面目で努力家、かなりの量の塾の宿題も全てキッチリこなしていました。基本的によくできる生徒でしたが、国語に関しては解答に至る思考過程に少し雑なところがあり、正答率50%以上の問題の取りこぼしが目立つような状況でした。志望校である女子学院合格のため、正確な読解力と解答力を養成してほしいとのことで、小6の3月から私の指導が始まりました。
指導内容
前述のとおり、早稲アカの教材(予習シリーズ、Wベーシックなど)はほぼ全てTさんが自分自身でこなしてしまっている状況でしたので、私の指導時間では主に上位校の入試問題を使用して、実力養成を進めていくことにしました。その際、第一志望が女子学院ですので、たとえば記述問題ばかりというような偏りがある学校のものは避け、バランスの良い学習が出来るような学校の問題を取り扱うように心がけました。
家庭学習の改善
Tさんが伸び悩んでいる原因は学習量不足によるものではなく、学習の中身の問題であることは明白でしたので、私からの宿題は特別に課しませんでした。その代わり学習内容をただ量をこなせば良いというものにならないよう、解答に至る過程や根拠をしっかりと理解していくことを重視させるためのアドバイスを随時、細かくしていきました。
学習姿勢の変化と成績の推移
Tさんの国語の学習スタイルが量をこなすだけのものから脱却し、根本的な部分での学習の質が変わったことによって、私が指導を始めた当初の「落としてはいけない問題の取りこぼし」が徐々に目立たなくなっていきました。成績も合不合で夏前までは良くて偏差値60を超えるくらいだったのが、秋以降は60台後半に乗るようになりました。元々算数が得意で60台後半で安定していたため、総合偏差値では女子学院は80%をキープ、女子学院の合格を手にしました。少しクールなTさんが元気な明るい声で合格を報告してくれたことが、私も本当に嬉しく思いました。
早稲田アカデミー生へのアドバイス
授業では主に予習シリーズと演習問題集を併用することが多いですが、まずは授業で扱った文章題についての答えの根拠をしっかり理解していくことが最優先です。それが読解の基本となります。少し厄介なのがWベーシックの扱い方です。文章題4題(ただし設問数が少ないので予習シリーズ2題分といったところでしょうか。)4題全部が宿題になることも多いですが、一遍に解いてしまうよりは日を分けて解いたほうが効果的なケースもあります。ある程度上位のお子様でも一遍に解いてしまうと、どうしても解き方が雑になってしまいがちです。根拠を理解しながら丁寧にやっていくことが必要です。