中学受験プロ家庭教師 弱点克服・志望校入試傾向対策
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晃華学園中学校 入試対策

出題傾向・攻略のための学習法・推奨テキスト

2020年度「晃華学園中学校の算数」
攻略のための学習方法

過去問演習について

本校の場合、過去問演習において注意する点があることを知っておく必要がある。市販の過去問題集だが、出版社によっては発行されておらず、発行されている出版社もあるが、各年度の1回分ずつしか掲載されていない。本校のホームページでは、過去5年のすべての過去問を見ることができるが、自力で学習するのに十分な解説が掲載されていない。したがって、過去問演習を自力で行うには、いろいろ不都合が生じやすい。信頼できる指導者に、本校を目指していることを早めに知らせ、過去問の進め方などを相談するとよい。また、解説がない過去問に取り組むと、間違えた問題の直しなどのために指導者に質問しなければならない機会が増える。このため、過去問の進捗状況が遅れがちになりやすいので、早めに過去問に取り組むとよい。

問題の難易度の変化について

近年の問題は、かつての問題に比べて取り組みやすくなっている。このため、各分野とも基本的な内容をきちんと押さえたうえで、標準的な問題に数多く触れておけば、本校の問題に対応できるだろう。とはいえ、安易な解法丸暗記などに頼ることなく、考え方をしっかり理解した上で問題を解くことが重要である。
また、数年前までは、やや難しい問題も少なからず出題されている。当時は問題の難易度の差も大きかっただけに、突然考えにくい問題が出題される可能性がないとは言い切れない。特に算数が得意な受験生は、やや難易度の高い問題にも触れておくとよいだろう。

数の性質の対策

数の性質に関する問題は、本校では頻出である。標準的な問題に対応できるようにすることはもちろんのこと、原理・本質をしっかり理解しておくことを重視したい。深く理解していれば、多少難しい問題が出題されても対応できるものである。なお、この分野は差が付きやすい分野でもあるので、算数が得意であれば、やや難しい問題にも触れておくとよいだろう。

図形の問題の対策

平面図形・立体図形どちらもしっかり対策をする必要がある。平面図形に関しては、特定の対策をするというよりは、多くの問題に触れて経験を積むことが大切である。できなかった問題は、ポイントがどこにあるのかきちんと確認しながら学習しておくことが重要である。立体図形に関しては、粘り強く考えることが大切である。解けないからといってすぐに解説に頼るのは好ましくない(もちろん程度にもよるが)。十分に手と頭を動かしてから解説を見るようにしないと、なかなか出来るようにならないのがこの分野の特徴でもある。

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2020年度「晃華学園中学校の算数」の
攻略ポイント

特徴と時間配分

昨年度より平均点はさらに下がり、合格者平均点は56.6点になった。近年、平均点が高い傾向にあったが、その傾向に変化が見られ始めている。試験時間については、今年度もゆとりがあるので、慌てることなくじっくり取り組むことができる。

【大問1】小問集合

  • 難度:
  • 時間配分:9分
  • ★必答問題

ほとんどが基本的な問題である。

(1)は計算問題。

(2)は食塩水の基本問題。

(3)は、往復の平均の速さを求める問題。片道12kmという設定になっているが、距離は平均の速さに無関係なので、計算しやすい距離で求めた方が楽である。

(4)は和と差に関する問題。

(5)は場合の数。区別のつく2部屋に3人が分かれて入る方法が何通りあるかを考える。

(6)は立方体の展開図についての問題。

【大問2】平均

  • 難度:
  • 時間配分:4分
  • ★必答問題

テストの平均点に関する問題で、平均点の小数点第2位は四捨五入する。

(1)は、単純に平均点を求めて、四捨五入するのみ。

(2)は、平均点が4.2点以上になるための条件について考える問題。難しい問題ではないが、4.2という数字は、四捨五入した後の数字であることに注意。

【大問3】平面図形

  • 難度:
  • 時間配分:5分
  • ★必答問題

ひもでつながれた犬が動ける範囲の面積を求める問題。

(1)(2)ともに典型的な問題なので、確実に正解したい。

【大問4】平面図形

  • 難度:標準
  • 時間配分:7分

大きな円と小さな円が多数接している図形について考えていく。

(1)は大きな円の半径を求める問題。定石通りに、各円の中心を結んでみればよい。

(2)は指定された部分の長さを求める問題。考え方は難しくないが、慌てて解くと思わぬミスが起こりやすい。

【大問5】割合と比、集合

  • 難度:標準
  • 時間配分:6分

問題文に書いてあることを図や表に表して考えるとよい。ベン図などが有効である。

【大問6】数の性質

  • 難度:標準
  • 時間配分:10分

数の性質に注目して、3人の誕生日がいつなのかを求めていく問題。

(1)はA子さんの誕生日を求める問題。商とあまりの関係に注目すれば、すぐにわかる。

(2)はB子さん、C子さんの誕生日を求める問題。素数どうしの和や差が素数になる条件を考えるとよい。素数のうちで、唯一の偶数は2であることがポイントになる。

攻略のポイント

【大問1】~【大問3】は基本的な問題が多い。
【大問4】【大問5】(1)が正解できれば、(2)も正解しやすい問題になっている。平均点を考えると、正答率はそれほど高くはないと思われる。
【大問6】は、(1)で理由の説明が必要ではあるが、(2)は答えのみ要求されている。空欄にあてはまる数は素数しかないので、条件に合う数を探し出すことも十分可能である。
まずは、【大問1】~【大問3】で得点を稼ぐごとが何よりも重要である。
算数が苦手な場合は、【大問4】【大問5】は深追いせずに、【大問6】の空欄補充に集中する作戦も考えられる。算数が得意な場合は【大問4】【大問5】にも積極的に取り組みたいところ。

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