立教女学院中学校の傾向と対策
立教女学院中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。
受験の攻略ポイント
立教系列の女子校。どの科目も、標準的な問題を難なく解けるようになるとともに、各科目それぞれ、立教女学院の傾向に合わせた対策を十分にしておこう。
算数 | 短時間で中程度レベルの問題を、20問はこなさなければならないため、スピードと正確さが要求される。 |
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国語 | 設問形式は、選択式、書き抜き式、記述式とバランスが取れているが、字数指定がない記述問題は対策が必須。 |
社会 | 日本の出来事と合わせて、世界の出来事についても基本的な事柄は理解しておく必要あり。 |
理科 | 理科の基本的な知識に関して、苦手な内容を作らないこと、オールラウンドにこたえられる力が必要。 |
算数の攻略ポイント
大問1は計算問題と文章題や平面図形の小問集合。冒頭3問の計算問題は昨年度同様やや難易度の高い計算問題であった。□を求める問題や工夫を必要とする問題も含まれ、複雑な計算問題の演習を十分に積んでおきたい。
大問の3題は立体図形・分数数列・流水算であった。難度の高い問題や計算に手間がかかる問題も含まれる。ここでも、確実な計算力が要求されている。
2023年度
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問1】計算問題・小問集合 | 標準 | 15分 | ★ |
【大問2】立体図形 | 標準 | 9分 | ★ |
【大問3】分数数列 | やや難 | 9分 | |
【大問4】流水算 | 難 | 12分 |
国語の攻略ポイント
論説文・物語文でそれぞれ100字超の記述問題が出される点は特徴的である。
文中の表現を使ってまとめられる場合が多いが、字数の多さには過去問でよく慣れておく必要がある。
書き抜きや選択肢の問題は答えを見つけやすいものが多いので、ミス無く得点源としたい。長文記述以外はオーソドックスな試験形態である。
2023年度
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問一】論説文の読解 | やや難 | 20分 | ★ |
【大問二】小説の読解 | 標準 | 25分 |
理科の攻略ポイント
生物分野から「ヘチマ」、地学分野から「火山(桜島)」、物理分野から「熱」「光電池」の2題、化学分野からの出題はなかった。例年は化学も含めて4分野から出題されることが多い。
知識問題も多いが、実験や観察の結果を基に考察するタイプの出題も見られる。本校受験者はまずは各単元の知識を固め、その知識を運用する演習にも十分時間をかけたい。
2023年度
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問1】生物 ヘチマについて | 標準 | 7分 | ★ |
【大問2】物理 熱 | 標準 | 7分 | |
【大問3】物理 光電池 | 標準 | 8分 | ★ |
【大問4】地学 火山(桜島) | 標準 |
社会の攻略ポイント
歴史・地理・政治経済の各分野から偏り無く出題される。基本的なレベルの問題が多く、その中に少し細部まで問う問題が織り交ぜられている。
記述問題は出題されない。用語は漢字で書くのが原則である。例年、地図やグラフ・資料が用いられるが、全く使われなかった年度もある。
総解答数が多い年度もあるので、時間を意識して過去問演習に取り組みたい。
2023年度
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】地理分野 | 標準 | 12分 | ★ |
【大問2】歴史分野 | やや難 | 10分 | |
【大問3】政治経済分野 | 標準 | 8分 | ★ |
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学校 | 立教女学院中学校 |
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偏差値 | 2023予測偏差値60(四谷大塚80%)49(サピックス80%) |
併願校 |
1月入試では淑徳与野中、2月は鷗友学園女子中・明大明治中・頌栄女子中・青山学院中・学習院女子中・白百合学園中・吉祥女子中が多く見られる。 *入試日程の変更にご注意ください |
合格者 | 合格最低点を見ると、年度による差があるが、事前の過去問対策では最低65%はクリアしよう。出身塾別で見ると、サピックス・四谷大塚が多く、日能研・早稲田アカデミーが続いている。 |
進学実績 | 卒業生の約60%が立教大学へ進学し、30%程度が早慶上智へ進学している。 |
その他 | 高校での募集をおこなわない完全中高一貫校。立教女学院短期大学へは優先的に入学できる。 |
基本情報 |
所在地 〒168-8616 東京都杉並区久我山4-29-60 最寄駅 京王井の頭線「三鷹台」徒歩2分・JR「荻窪」「西荻窪」よりバス「立教女学院」 連絡先 ℡:03-3334-5103 沿革 明治10年開校。 |