東工大附属科学技術高等学校の傾向と対策
東京工業大学附属科学技術高等学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。
受験の攻略ポイント
数学の攻略ポイント
中学数学の基礎分野と、応用分野に分けて出題がされる。機械的な計算力はあまり求められていないが、思考力や整理力が求められる。
独特な設問文から数学的な解法に落としこみ、解答する必要がある。全体的に図形の計量問題が大きなボリュームとなる試験である。平面図形、空間図形、方程式の応用、確率などは必須分野である。
国語の攻略ポイント
※本校は例年、「推薦入試」・「一般入試」と2回の筆記試験が実施されているが、ここでは全て「一般入試」についての説明とする。
近年、大問構成が揺らいでいたが、2022年度は「出題内容(範囲)」そのものにも驚天動地の大変革があった。これまで基本的に出題されていなかった「古文」が大問として出題されたのだ(2011年度以降としては初めて)。また、小問扱いだった「漢字」を含む「総合的知識問題」がひとつの大問として独立した。こうした変革は本年度のみの例外なのか、新たな傾向なのかは全く予断を許さないので、来年度に向けて最大限の注意が必要となる。改めて確認すると、本年度は「現代文」(文章内容は「説明文」)、「古文」、そして、「総合的知識問題」(「漢字問題」を含む)という大問3題。文章量は例年5000字ほどのものが近年は増加傾向で昨年度は約7900字に達したが、本年度は落ち着いて約5300字(安定していないので、要着目)。解答数は30ほど(本年度は一気に増えて39)。「設問形式」は、「選択肢」「抜き出し」「空所補充」「脱文挿入」「乱文整序」などと(本年度は「脱文挿入」「乱文整序」は未出)、「説明記述」(例年数問だが、本年度は未出)、「考察論述」と「要約記述」など(「論旨説明」が出題される年度もある)。本校の特徴は「説明記述」「考察論述」にある(「長文指定」が多い)。「過不足なく」まとめるのは容易ではない。また、本校の性格上、「理数系的素養」が求められる場合もある(本年度は直接的な「計算問題」の出題あり)。いずれにしても、本校に備えた「万全の対策」が必要になる。100点満点。試験時間は50分。
英語の攻略ポイント
配点のほぼ8割が長文読解問題であるため、読解能力の向上が合格に向けた大きな鍵となる。英文量が多いうえ様々な形式で内容把握を問う問題が出題されているため、速読力を身に付けるだけでなく、設問に応じた効率的な問題処理の手順を身に付ける必要がある。
早い段階から様々な設問形式を含んだ読解問題の演習を普段の学習の中に取り入れていきたい。また、自由英作文は差が付きやすい分野でもあるので、十分な訓練が必要だ。
プロ家庭教師が合格をサポート
高校受験で40年以上の実績をもつリーダーズブレインは、これまで多くの高校受験生を志望校に合格させています。指導にあたる教師陣はすべて指導経験7年以上の高校受験専門プロ家庭教師です。
学校 | 東工大附属科学技術高等学校 |
---|---|
偏差値 | |
併願校 | |
合格者 | |
進学実績 | |
その他 | |
基本情報 |