文章内容は｢論説文｣と｢小説｣)｡｢古文｣｢漢文｣は基本的に出題されない｡文章量は､｢共学化｣された2016年度こそ一気に増加したが、その後は7000字程度のものが昨年度は減少して約5200字だった。本年度は極端に増加して約8900字(近年揺れ動いているので、今後の動向に要注意)｡解答数は35前後で、本年度は減って30。｢設問形式｣は、｢選択肢｣(｢不適切｣、｢組み合わせ｣、｢複数解答｣等あり)､｢空所補充｣､｢抜き出し｣、｢語句記述｣、｢説明記述｣(例年数問程度、本年度は２問)、｢総合的知識問題｣など。本校の特徴は多種多様な｢空所補充設問｣が多いことと(尚、本年度は｢抜き出し｣も多かった)､｢選択肢設問｣が多彩で判別が難しいことだ｡また、｢共学化｣以前からの一筋縄ではいかない｢長文説明記述(考察論述)｣(本年度は何と｢100～150字以内｣指定)も健在なので覚悟したい。さらに、｢総合的知識問題｣では以前にも増して｢高度な語彙力｣が求められている。いずれにしても、｢共学化｣以降の｢国語｣の難化は言を俟(ま)たない。本校合格に向けては高度な｢対策｣が必須だ。実際、難化したにもかかわらず、｢国語の合格ライン｣は上がっている｡試験時間は50分、100点満点。

基本的な問題については、分野を問わずシッカリ押さえておく必要がある。

そして、読解問題に十分な時間を当てられるようにするためにも、知識系の問題を迅速に処理するだけの知識の精度の高さも求められる。