サレジオ学院中学校の傾向と対策
サレジオ学院中学校の入試傾向をプロ家庭教師の視点で解説します。役立つプロのノウハウをご覧ください。
お手元に過去問をご用意ください。 ※問題は、第1回
受験の攻略ポイント
神奈川の男子難関校。科目によって難易度の差があるため、標準的な問題が解けるということは最低条件として、立教新座の傾向に合わせた対策をしっかりしておこう。
算数 | 規則性・場合の数・平面図形・立体図形の問題が頻出だが、標準レベルの問題が多いため、正確さが求められる。 |
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国語 | 素材文は10000字超の文量になるので、読むスピードが必要。漢字は確実に得点したい。 |
社会 | 地図・統計・写真などの各種資料が多く用いられているため、数値の見方などに慣れておく必要あり。 |
理科 | ユニークな設問やあまり解いたことのないような設問が多く見られるため、その場での応用力が問われる。 |
新しい傾向の出題が見られました
・2020年度 社会 問24
統計をグラフに描いて計算する問題。
図形の計算も求められ、このように統計を扱う形もあるのだと考えさせられる、挑戦的な問題である。素材の数字と描かれたグラフの関係を理解する必要があり、算数のセンスも試されている。
算数の攻略ポイント
本校では、規則性、場合の数、平面図形、立体図形の問題がよく出題されている。標準的な問題が中心なので、各分野とも十分に演習を重ねておけば対応できる。
また、会話文を読んで考える問題がよく出題されている。問題集ではあまり見かけないタイプの問題なので注意したい。
2023年度 A入試
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問1】計算問題 | 易 | 3分 | ★ |
【大問2】小問集合 | 標準 | 15分 | ★ |
【大問3】約束記号 | 標準 | 5分 | ★ |
【大問4】平面図形 | 標準 | 9分 | |
【大問5】点の移動 | やや難 | 14分 |
国語の攻略ポイント
漢字の読み書き・論説文の読解・小説の読解が大問3つか4つに振り分けられている。ことばの知識はほとんど出題が無い。
素材文は10000字超の文量になるので、読むスピードが必要。
設問は選択肢と記述が主である。記述問題は読解がしっかりできれば答えられる内容なので、まずは長文読解の力を着実につけておこう。
2023年度 A入試
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問一】漢字の読み書き | 標準 | 3分 | ★ |
【大問二】論説的随筆文の読解 | やや難 | 20分 | |
【大問三】随筆文の読解 | 標準 | 27分 | ★ |
理科の攻略ポイント
物理・化学・生物・地学の順に4つの大問が並んでいる。特に出題分野に偏りがあるわけではなく、まずは正攻法で全分野をバランス良く仕上げる必要がある。
知識問題は「易」レベルが多い一方で、科学的思考力・発想力を試す出題も多い。また計算分野も典型問題は少なめで、個性的な初見の問題に対し、持てる知識を正しく運用できるかが問われる。
2023年度 A入試
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
---|---|---|---|
【大問1】物理(ふりこ) | 易〜難 | 10分 | ★ |
【大問2】化学(液体の温度変化) | 易〜やや難 | 10分 | ★ |
【大問3】生物(ヒトの誕生・遺伝) | 易〜難 | 10分 | ★ |
【大問4】地学(岩石・気象・流水の働き) | 易〜やや難 | 10分 | ★ |
社会の攻略ポイント
地理・歴史・政治経済分野がほぼ同じ分量で出題されている。
統計や地図などの資料が多く用いられているので、資料集などでデータの読み取り・比較などの練習をしておこう。
2019年度から大問がひとつの総合問題形式に変わっており、記述問題も短文になっているので、過去問をよく見ておこう。
2023年度 A入試
分野・単元 | 難度 | 時間配分 | 必答問題 |
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【大問】総合問題 | やや難 | 40分 | ★ |
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学校 | サレジオ学院中学校 |
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偏差値 | 2023予測偏差値62(四谷大塚80%)・56(サピックス80%) |
併願校 | 2月入試では鎌倉学園中・聖光学院中・栄光学園中・慶應湘南藤沢中・攻玉社中・慶應中等部・浅野中・渋谷渋谷中が多く見られる。 |
合格者 | 合格最低点を見ると、年度による差があるが、事前の過去問対策では最低63%はクリアしよう。出身塾別で見ると、日能研が多く、SAPIX・四谷大塚が続いている。 |
進学実績 | 4年生大学への進学率は70.1%。一般受験では明治大・早稲田大・東京理科大・慶應大への合格率も高い。指定校推薦制度を利用し首都大東京や上記大学等へ進学する事も可能。 |
その他 | 中高一貫教育校。「勉学・問題解決・奉仕」という教育の3つの柱を掲げ、「25歳の男づくり」「奉仕する心を持つリーダー」を目指して教育プログラムを組み立てている。また、希望者を対象にフィリピン語学研修を設けるなどグローバル人材の育成にも力を入れている。 |
基本情報 |
所在地 〒224-0029神奈川県横浜市都筑区南山田3-43-1 最寄駅 市営地下鉄グリーンライン「北山田駅」1番出口より徒歩5分、東急田園都市線「たまプラーザ駅」「鷺沼駅」「江田駅」よりバスあり 連絡先 ℡:045-591-8222 沿革 昭和35年開校。 |